TSUKUMO製外付けFDD用ケーブルと
コンピュータリサーチ製外付けFDDケーブルの
36ピンコネクタ


■TSUKUMO(ツクモ)製外付けFDD用ケーブルの36ピンコネクタ
各社FDD修理いたします/FD1238T/FD-235GF というブログ(閉鎖されました)の2015年3月17日の記事,TSUKUMOの98用外付けFDD 36ピン端子ピンアサイン に,TSUKUMO製の外付けFDD(注)の取扱説明書の,付属ケーブルの外付けFDD側のアンフェノール36ピンフルピッチコネクタのピンアサインに関する記述のある箇所を撮影した画像が掲載されていました.
 注:このケーブルが付属していた外付けFDDの型番は不明です.上の取扱説明書の画像で,ページの一番下にあるTS-ER.20の文字列が外付けFDDの型番のヒントとなっているようにも思うのですが,HAMLIN's PAGE --> FDD関係 --> FDD_25 外付けFDD一覧表 で,型番がこの文字列に最も近いTSUKUMO製の外付けFDDは,外部FDDコネクタが50ピンフルピッチコネクタのTS-3ER(3.5インチデュアルドライブ)であり,これは明らかに違います.同表で外部FDDコネクタが36ピンのTSUKUMO製外付けFDDは,TS-5SR(5インチシングルドライブ)ですが,これがこのケーブルとセットとなっていた外付けFDDかはわかりません.なお両端に50ピン-36ピン両コネクタを持つTSUKUMO製の外付けFDD用ケーブルには,結線の異なるものが複数あるとの説を耳にしたことがありますが,真偽は不明です.

この資料に基づき36ピンコネクタの各ピンの信号の推定を行いました.表中に記載された信号方向は外付けFDD側からみたものです.


14番ピンの "D2" と17番ピンの "D1" の二つの信号(いずれも外付けFDDからPC本体へと送られる信号)の正体が不明です.ドライブごとの何らかの独自信号と思われます.またいくつかの信号の方向には疑問があるようにも思われます.

PC本体の1MB FDD I/Fの50ピンコネクタはDensity信号ピンを持たないので,外付けFDD側のコネクタにHIGH(恐らくHigh Density)信号ピン(19番ピン)が用意されているということから,このケーブルとセットになっていた外付けFDDは,デバイスドライバによって少なくとも2モード動作させることが可能な製品であったと推測されます.しかしこのケーブルとセットになっていた外付けFDDが具体的にどのようなものであったかは,この資料だけからは十分明らかにできません.14番ピンと17番ピンは,例えばデバイスドライバによる3モード動作に必要な信号のピンかとも考えましたが,通常の360/300信号はFDDに入力する信号であるため,この推測には無理がありそうです.

PC本体の1MB FDD I/Fの50ピンコネクタの18・20・22番ピンはNCということになっていますが,14・17番ピンと18番ピンは,これら三つのピンを介して本体と接続されているのかもしれません.

追記1:あだちの再生工房 日記2 --> PC-9801の外付け5インチFDDケーブル(36pinー50pin 変換)の作成(2022年3月27日の記事)に,TSUKUMO製外付け5インチFDDユニット,TS-FHD MKII(内蔵ドライブはFD1157D)のアンフェノール36ピンフルピッチコネクタのピンアサインの情報が掲載されました.ドライブが2モードのためか,14ピンと17ピンがGNDである以外は上記の推定と同じピンアサインとなっています.

追記2:TSUKUMO製の外付け3.5インチFDDユニットである TS-3EX(TS-MFD)の外部接続用36ピンコンネクタは,ケース内でFD1137D(34ピンコネクタ,P/N 134-500534-201-0)とストレート結線のフラットケーブルで接続されています(おふがおさんの2022年7月26日のツイート を参照).外部接続用36ピンコネクタのうち,一方の端の18番ピンと36番ピンを除く(この2本のピンはNC)34ピン分がFD1137Dのコネクタとピン番号の順に一対一で結線されています[おふがおさんの2022年7月26日のツイート を参照(注)].従ってこのFDDユニットに対応した外付けFDDケーブルを作成する場合には,上記のものとは結線を変える必要があります(VFOありFDDの外付け化を参照). なおTS-3EXに元々付属していたケーブルは,PC本体の1MB FDD I/Fコネクタに接続するものではなく,内蔵FDDケーブルから信号を分岐させてPC外部に引き出すケーブル(信号切り替え用スイッチボックス付き)とのことです(この情報はかかっくんさんよりいただきました).このケーブルについては,1MB FDD I/Fの製作の記事の ここ を参照して下さい.
 注:外部50ピンコネクタと36ピンコネクタとを持つPCLINE 5SH(内蔵ドライブはFD1157D)の36ピンコネクタ側の内部結線も同じ[おふがおさんの2022年6月16日のツイート(12)を参照].


■コンピュータリサーチ(CRC)製外付けFDD用ケーブルの36ピンコネクタ
コンピュータリサーチ(CRC)製外付けFDDユニット(型番は CRC-FD3.5SS らしく,またVFO基板は CPC-VFOB)のアンフェノールフルピッチ36ピンメスコネクタのピンアサインが,sakuradai11さんの2020年12月29日31日2021年1月16日のツイートで報告されています.このFDDユニット用のケーブルの36ピンオスコネクタのピンアサインは,ツイートの画像にあるメスコネクタのものを左右反転したものとなります.
 追記:上記のツイート群が非公開となり,その後アカウントが削除されて参照できない状態となりましたので,手元に保存してあった2020年12月31日のツイートの画像を2/3に縮小しjpg形式に変換した画像を下に引用します.


 ※CRC-FD3.5SS付属のACアダプタ(CRC AC ADAPTER,+7V-800mA,丸ピンセンタープラス)は同社製CRC-FD3.5ST-2でも使用可能といいます(sakuradai11さんの2020年12月31日のツイートを参照).


他にランドコンピュータ(LAND COMPUTER)製の外付けFDD(2HDモード)にもアンフェノールフルピッチ36ピンコネクタを持つものがありますが,コネクタのピンアサインは判明していません.


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