マイタブレット -II (KD4030) (GRAPHTEC) 電磁誘導方式採用のタブレット(デジタイザ).Z-80を搭載.Windows非対応. 有効読み取り範囲380mmx260mm.分解能0.1mm.ポイント読み取り誤差±0.5mm(カーソル 使用時).読み取り速度:ASCIIフォーマット時最大52点/秒,BINARYフォーマット時 最大110".カーソルは本機専用のKD0011以外接続禁止.スタイラスペンはパネルと 90゜±10゜の角度で使用のこと. 背面に8連ディップスイッチと4連ディップスイッチ各1個あり. ・8連ディップスイッチSW2 1:出力データのモードの設定  ON=ASCIIモード  OFF=BINARYモード 2:ターミネータの設定  ON=LFを出力  OFF=CR LFを出力 3:インターフェースチェックモード  ON=インターフェースチェックモード.    インターフェースコネクタの2-3,4-5,6-20を結線したコネクタを接続し,SW2の    3をON(他はON,OFFいずれでも可.SW3もON,OFFいずれでも可)とした場合,     正常時……2秒ごとにブザーが鳴る     異常時……連続的にブザーが鳴る 4:有効エリア内でカーソルないしスタイラスのスイッチを押した時,正常なデータ   であればブザーが一回鳴るが,このブザーを鳴らすか否かの設定  ON=ブザー音発生  OFF=ブザー音発生せず 5-6:入力・出力データのパリティチェック  OFF-OFF=パリティチェックなし  ON-OFF=奇数パリティ  OFF-ON=パリティチェックなし  ON-ON=偶数パリティ 7:ボーレートファクタ設定  ON=ボーレートファクタ 1/64  OFF=ボーレートファクタ 1/16 8:設定禁止,つねにOFF ・4連ディップスイッチSW3:ボーレートの設定 4番目のディップスイッチはON,OFFいずれでもよい. ■SW2-7がONの場合(1/64)  ON-OFF-ON=2400  ON-OFF-OFF=1200 OFF-ON-ON=600 OFF-ON-OFF=300 OFF-OFF-ON=150 ■SW2-7がOFFの場合(1/16)  ON-ON-OFF=9600 ON-OFF-OFF=4800 OFF-ON-ON=2400 OFF-ON-OFF1200 OFF-OFF-ON=600 OFF-OFF-OFF=300 P22コネクタ=オプションのマイディスプレイDP1000接続用 SW1=リセットスイッチ 自己診断テスト インターフェースコネクタの2-3,4-5,6-20を結線したコネクタを接続し,カーソルも 接続,さらにSW2の3と8をOFF,4をON(他はON,OFFいずれでも可.SW3もON,OFFいずれ でも可)とした場合,POWER,READY,STATUSいずれのランプも点灯するが,この状態で カーソルあるいはスタイラスペンをパネル面に置くと,有効読み取り範囲内であれば STATUSランプが消灯,さらにそこでカーソルないしスタイラスペンのスイッチを押すと ブザーが一回鳴る.X,Y,Z方向において有効読み取り範囲外であればSTATUSランプは 点灯,さらにそこでカーソルないしスタイラスペンのスイッチを押すとブザーが三回鳴る. Dサブ25ピンコネクタアサイン: 1=FG:保安用接地(タブレット側はオープン) 2=SD:送信データ 3=RD:受信データ 4=RS:送信要求(タブレット側は通常ON,エラー発生時OFF) 5=CS:送信可(ONの時タブレットからデータ送信) 6=DR:データセットレディ(ONの時タブレット動作可能) 7=SG:信号用接地 8=CD:データチャネル受信キャリア検出(使用せず.タブレット側はオープン) 20=ER:データ端末レディ(ONの時タブレットはデータ受信可能) 22=CI:被呼表示(使用せず.タブレット側はオープン) ※10-17ピンには信号線を結ばないこと. バイナリフォーマット  以下,bit7-bit6-bit5-bit4-bit3-bit2-bit1-bit0 の順:  Byte1:P-1-F3-F2-F1-F0-0-0  Byte2:P-0-X5-X4-X3-X2-X1-X0 Byte3:P-0-X11-X10-X9-X8-X7-X6 Byte4:P-0-Y5-Y4-Y3-Y2-Y1-Y0 Byte5:P-0-Y11-Y10-Y9-Y8-Y7-Y6   P:パリティビットで,各バイトの1のビット数が偶数となるように調整.   F0:カーソルのZスイッチONで"1"(1ボタンカーソルおよびスタイラスペン     使用時はF0のみ有効)   F1:カーソルの1スイッチONで"1"   F2:カーソルの2スイッチONで"1"   F3:カーソルの3スイッチONで"1"   X0〜X11:X座標データの2進数表示.   Y0〜Y11:Y座標データの2進数表示.   Byte1のbit6:"1"で5バイト転送の1バイト目を示す(ファーストバイト) ASCIIフォーマット  RS-232Cのキャラクタ長は7ビットとなる.  X X X X , Y Y Y Y , F CR LF <--------> <-------->   横軸値    縦軸値 (1)XおよびYは,0(30H)〜9(39H)のASCIIキャラクタで座標値が4桁に満たない時には   0(30H)が出力される. (2)デリミタには","(2CH)が出力される. (3)Fはスイッチ識別のフラグで,押されたスイッチにより次のような値(0(30H) 〜8(38H))が出力される:  0……スイッチが押されていない状態.  1〜8……カーソルのそれぞれのスイッチと対応      カーソルがZの場合,F=1      カーソルが1の場合,F=2      カーソルが2の場合,F=4      カーソルが3の場合,F=8     1ボタンカーソルまたはスタイラスペン使用時は,スイッチOFFで0,ONで1が     出力される. (4)ターミネータには,CR(キャリッジリターン0DH),LF(ラインフィード0AH)の両方またはLFのみをSW2-2にて選択可能. コマンドの機能 ・テストコマンド:T(54H)   "T"を受け取った後は,電源切断まで1バイト受け取る毎に受け取った内容と同じ   ものをホストコンピュータ側へ送り返す. ・ランプ制御コマンド:U(55H),V(56H)   "U"を受け取るとSTATUSランプ点灯,"V"では消灯. ・ブザーコマンド:Z(5AH)   内蔵ブザーを約40msec鳴らす. ・転送条件コマンド:R(52H),Wdターミネータ(57H)   RはWdのリセットコマンド(W0と同じ).Wdのdは数値(0.1mm単位)を示す10進数   3桁までのASCIIキャラクタ.ターミネータにはCR LFあるいはLFが必要.前回出力   した点からの距離がdより小さければ出力を行わない(同一点は出力しない.但し,   スイッチフラグの内容が変化した点の座標値とポインタモードの場合を除く). ・ポイントモードコマンド:P(50H)   カーソルまたはスタイラスペンのスイッチが押される毎に座標値とスイッチフラグ   とを出力. ・ストリームモードコマンド:H(48H)〜O(4FH)   一定の時間間隔で,現在のカーソルまたはスタイラスペンの座標軸とスイッチ   フラグを送り続ける.各コマンドキャラクタによりデータ出力レートが異なる. ・スイッチストリームモードコマンド:@(40H)〜G(47H)   カーソルまたはスタイラスペンのスイッチが押されている間,ストリームモードと   同一の動作となる.各コマンドキャラクタによりデータ出力レートが異なる. ・出力停止コマンド:S(53H)   送出中のデータを送出後出力を停止. データ出力レート 以下,コマンドキャラクタ(ストリーム)■同(スイッチストリーム)■データ出力 レート(データ/秒:ASCII)■同(BINARY) の順: H■@■2■2 I■A■4■4 J■B■10■10 K■C■20■20 L■D■35■35 M■E■52■70 N,O■F,G■52■110 ※これはボーレートが9600ボーの場合のデータ出力レート.その他はボーレートに依存.