WSN-V2,WSN-V2M,WSN-V4 (メルコ) グラフィックコントローラにS3社Trio64V+(86C765)を,またFM音源にヤマハ YMF288,PCM音源にクリスタルCS4231を搭載したCバスウィンドゥアクセラレータ とPCM音源の複合ボード.WSN-V2,WSN-V2Mは画像メモリ2MB,WSN-V4は画像メモリ 4MB.MPEG再生アドオンボードMBO-D,FM再生アドオンボードSRO-Fを増設可能. WSN-V2MはWSN-V2とMBO-Dがセットとなった製品.WSN-V2,WSN-V4でハードウェアに よるMPEG再生を行うには別途MBO-Dが必要. VESA提唱のDPMS方式(オン/オフ/サスペンドモード)に対応.DCI(Display Control Interface)をハードウェアでサポート.またDirect X(DirectDraw (プロテクトドライバのみ),DirectSound)に対応. FM音源アドオンボードSRO-Fコネクタ脇にメルコ製CD-ROMドライブ"CDN-4FB"付属の サウンドボード接続ケーブル接続用コネクタあり.ただしSRO-F取り付け時には 使用不可. 本ボード使用時は,本体のGDCクロックを5MHz,DMAクロックを「高速」に設定のこと. PentiumODP(63MHz)+Windows95という組み合わせでは本ボードを使用することは できない(1996年9月1日発行のマニュアル第3版の記述による). Windows3.1,Windows95ともノーマルディスプレイ対応.なお本ボード・WGN-Vシリーズ ともWindows98では使用できないと聞く. リソースの設定は,Windows3.1ではドライバのインストール時に表示される画面で, またWindows95では」デバイスマネージャによりそれぞれ行う. WSNはウィンドゥアクセラレータ部とサウンド部とが同じI/Oポートアドレスを使用 するため,I/Oポートアドレスの選択時には「ディスプレイ部と競合します」という メッセージが表示されるが問題なし. 使用環境:温度10~35゜,湿度20~80%(無結露) 対応OS:Windows95,Windows3.1エンハンスドモード(FM音源はMS-DOSその他の     OSで利用可能) I/Oアドレス:F4xh, 188h~18Fh, A460h, 4xE0h, 5xE0h, 5xE3h, 5xE2h 割り込みレベル:INT 0,1,2,5,41(IRQ 3,5,6,10)より選択(FM音源部はINT 5固定) FM音源機能:86音源相当……6音ステレオ,6音ステレオリズム,SSG(矩形波3音,       ノイズ1音) (※オプションのアドオンボード,"SRO-F"増設時) PCM音源機能:サンプリング周波数……48/44/22/11/5.5 kHz        分解能……最大16bit/8bit, MONO/STEREO 圧縮形式……圧縮しない,ADPCM, A-Law, μ-Law DMAチャネル:DMA #0または#3より選択 占有メモリエリア:E0000h~E7FFFh(32KB), F00000h~F3FFFFh(256KB) MPEG再生:Scenic/MX2 MPEG再生機能:MPEG-1ハードウェア再生(Video/Audioハードウェアデコード) 消費電力:WSN-V2……+5V:max 1000mA, -12V:max 5mA WSN-V2M……+5V:max 1700mA, -12V:max 5mA WSN-V4……+5V:max 1100mA, -12V:max 5mA PC-9801FAまたはEPSON機で16MB以上メモリを搭載できる機種+Windows3.1で使用 する場合は,ドライバインストールの前に,ドライバディスク1のファイル OEMSETUP.INFの変更が必要.フロッピードライブ1(例:Bドライブ)にドライバ ディスクのバックアップディスクをセットし,下のように記述を変更する. A:\>B: B:\>COPY XXXXXXXX.INF OEMSETUP.INF ただしXXXXXXXXの部分は使用するWindowsによって異なる:   NEC版(FD)= OEMNECE   MICROSOFT版(FD)= OEMMSE   EPSON版(FD)= OEMEPSE CD-ROM版 = OEMCDE CPUアクセラレータのキャッシュコントロールユーティリティを使用している場合は, WSNの使用するビデオメモリをキャッシングの対象から外すこと.WSNはF00000h ~F3FFFFhの256KBをビデオメモリとして使用する.メルコ製CPUアクセラレータを 使用している場合は,CONFIG.SYSのMELEMM.386に以下のオプションスイッチを追加: DEVICE=MELEMM.386 /CX CCR0=03 CCR1=00 NCR1=00F00,256K……(以下省略) HRX-C12Q使用時には, DEVICE=MELEMM.386 /BL PM:D0……(以下省略) Windows3.1にドライバをインストールする場合,PC-9801FAでCPUアクセラレータの HFAシリーズまたはEUFシリーズを装着している場合/PC-9801ESを使用する場合には, B:\SETUP.EXE /E と入力してインストーラを起動する. Windows95にドライバをインストールする場合,MBO-Dを追加購入した場合にはMBO-D 付属の「WSN-Vドライバディスク」を,またWSN-V2/V2M/V4,SRO-Fを購入した場合に はWSN-Vシリーズ付属の「WSN-Vドライバディスク」ディスクをそれぞれ使用のこと. 本製品はWindows95の発売より後に出た製品のため,Windows95のハードウェアウィザードで 自動検出されない.また,SRO-F,MBO-Dを追加購入した場合には,ディスプレイ/ サウンド(PCM)を含めたドライバの再インストールが必要. Direct X対応のソフトウェア使用時には,そのソフトウェアに付属するDirect X ドライバをインストールしないこと(WSNが正常動作しなくなる). SRO-Fコネクタ脇のサウンドボード接続ケーブル接続用コネクタにメルコ製CD-ROM ドライブ"CDN-4E"を接続し,Windows95上でVIDEO CD(およびCDに収められている MPEGファイル)を再生する場合には,Windows95に登録されているSCSIドライバを 外し,CDS-4Eに添付されているDOS用ドライバのインストールが必要. PC-586RAで使用する場合は,[44(または48)KHz]+[ステレオ]+[16bit]の組み合わせ では正常な音質が保証できない.44(または48)KHzの周波数で録音する場合は, チャネル数を[モノラル]にするか,サンプル幅を[8bit]にする. またPC-9801ESではWSNのPCM音源は使用不可. 設定可能な解像度等は下の通り. (1) ノーマルディスプレイ使用時 ・640×400ドット   Ni    16色:24.8kHz/56.4Hz(PCのアナログ映像信号のスルー出力) ・640×480ドット   Ni    256色:25.4kHz/48Hz または 25.3kHz/51Hz    65536色:25.4kHz/48Hz または 25.3kHz/51Hz    1677万色:25.4kHz/48Hz または 25.3kHz/51Hz ・800×500ドット   Ni    256色:26.0kHz/51Hz    65536色:26.0kHz/51Hz (2) マルチシンクディスプレイ使用時 ・640×400ドット   Ni    16色:24.8kHz/56.4Hz(PCのアナログ映像信号のスルー出力) ・640×480ドット   Ni    256色:31.5kHz/60Hz    65536色:31.5kHz/60Hz    1677万色:31.5kHz/60Hz   NiFF    256色:37.9kHz/72Hz    65536色:37.9kHz/72Hz    1677万色:37.9kHz/72Hz ・800×600ドット   Ni    256色:37.9kHz/60Hz    65536色:37.9kHz/60Hz    1677万色:37.9kHz/60Hz   NiFF    256色:48.1kHz/72Hz または 46.8kHz/75Hz    65536色:46.8kHz/75Hz または 48.1kHz/72Hz    1677万色:48.1kHz/72Hz または 46.8kHz/75Hz ・1024×768ドット   i    256色:35.5kHz/86Hz    65536色:35.0kHz/86Hz    1677万色:WSN-V4のみ,35.5kHz/86Hz   Ni    256色:48.4kHz/60Hz    65536色:48.9kHz/60Hz   NiFF    256色:56.5kHz/70Hz または 60.2kHz/75Hz    65536色:56.5kHz/70Hz または 60.4kHz/75Hz ・1280×1024ドット   i    65536色:WSN-V4のみ,48.7kHz/90Hz   Ni    256色:63.7kHz/60Hz   NiFF    256色:77.7kHz/72Hz または 79.5kHz/75Hz