WAP-2EP, WAP-4EP (メルコ) Cirrus Logic社CL-GD5434搭載のエプソン製デスクトップ機用ローカルバス グラフィックアクセラレータボード.ボード上に3本のジャンパスイッチが 2つあり.WAP-2EPは画像メモリ2MB, WAP-4EPは画像メモリ4MB.対応機種は PC-486MR/MS/MU/FE/FR/FS/SE/SR.占有メモリエリアは3800000h-3FFFFFFh (8MB占有).PC-486シリーズでは640kB+56320kBまでのメモリを搭載できる ため,メモリ搭載量の制限は55.6MB以下となる.PC-586シリーズでも使用自体は 可能と思われる.その際はメモリ容量に同種の制限はない. 以下,プラスチック板の文字が正立する向きにボードをみた場合. 本体機種の指定: ・PC-486MR/MS/MUでは,ボードの下側中央少し右寄りのジャンパの2-3をシ  ョート(出荷時設定). ・PC-486FE/SEの場合,ボードの下側中央少し右寄りのジャンパの1-2をシ  ョート. ・PC-486SRの場合,ボードの下側中央少し右寄りのジャンパの2-3をショ  ート(出荷時設定)し,本体の3本ジャンパスイッチのJ11を1側ショー  ト,J12を2側ショート,J13を2側ショート. ・PC-486FR/FSの場合,ボードの下側中央少し右寄りのジャンパの2-3を  ショート(出荷時設定)し,本体の3本ジャンパスイッチのJ10を1側シ  ョート,J11を2側ショート,J12を2側ショート. ボード右上の3本ジャンパスイッチはディスプレイ輝度切り換え用:  1-2ショート=暗い(出荷時設定)  2-3ショート=明るい WAP-2EPとWAP-4EP,さらにWAB-EPはPC-9801-118との共存は不可[I/Oポート アドレス 0F40h-0F4Fh がバッティングし,かつ互いに変更不可のため: EPSON98サービス機構の2004年8月15日発行の同人誌,"E-SaPa別冊 蘇るEPSON PC伝説" の EPSON PCの拡張小ネタ集(pp.47-63)の記事 による]. PC-486SR/FRでCyrix5x86を搭載したCPUアクセラレータを使用している場合には, 本ボードおよびWAB-EPは動作しないという.但しPC本体のジャンパスイッチの 設定を変更していなければ動作する(画面の高解像度が使用できない?)という.