Power Window T64S (Canopus) グラフィックチップにS3社Trio64,PCM音源にESS688(サウンドブラスターPro互換) を搭載したグラフィックアクセラレータ+音源(注)の複合Cバスボード.画像メモリは 2MB.ボード背面の3.5φミニジャックは,左から順に,スピーカー/ヘッドホン接続 端子,ライン入力端子2,ライン入力端子1,マイク入力端子.Power Windowの内部回路 が破損することがあるので,スピーカー/ヘッドホン端子にはモノラルミニプラグの スピーカーあるいはヘッドホン(イヤホン)は絶対に接続しないこと.消費電流は +12V=65mA,+5V=1.1A.ボード上に4連ディップスイッチ2個と2連ジャンパスイッチ4個 あり. 注:FM音源のチップであるYAMAHA YMF-262-Mも搭載されているが,詳細は不明. カードエッジを上にボードを見た場合,ボード左上のディップスイッチがS1,右上 のディップスイッチがS2,その左下(ESS688の左上)のジャンパスイッチがJP7, ESS688の右下のジャンパスイッチがJP9,またTrio64の右下/ESS688の左下/ライン 入力端子1の上の2つのジャンパスイッチは上がJP5で下がJP6. ジャンパスイッチ: ・JP5,JP6:サウンド出力レベルの設定   ショート+ショート=サウンド出力レベル高   オープン+オープン=サウンド出力レベル低(ヘッドホンなどを常用する場合,             必要に応じて設定) ・JP7:サウンド機能の使用/不使用   オープン=サウンド機能使用   ショート=サウンド機能不使用 ・JP9:バイアス電圧を必要とするコンデンサマイクをマイク入力端子に接続する場合は   ショート. ディップスイッチ: ・S1(VRAMの脇:S2よりカードエッジ側):I/Oポートアドレスの設定 以下, 1-2-3-4■GAの使用するアドレス■サウンドの使用するアドレス の順 ON-ON-ON-ON■00D0〜00D7■4xD6  ※x=0〜Fのすべて(以下同じ) OFF-ON-ON-ON■01D0〜01D7■4xD4 ON-OFF-ON-ON■02D0〜02D7■4xD2 OFF-OFF-ON-ON■03D0〜03D7■4xD0 ON-ON-OFF-ON■04D0〜04D7■2xD6 OFF-ON-OFF-ON■05D0〜05D7■2xD4 ON-OFF-OFF-ON■06D0〜06D7■2xD2 OFF-OFF-OFF-ON■07D0〜07D7■2xD0 ON-ON-ON-OFF■00D8〜00DF■8xD6 OFF-ON-ON-OFF■01D8〜01DF■8xD4 ON-OFF-ON-OFF■02D8〜02DF■8xD2 OFF-OFF-ON-OFF■03D8〜03DF■8xD0 ON-ON-OFF-OFF■04D8〜04DF■6xD6 OFF-ON-OFF-OFF■05D8〜05DF■6xD4 ON-OFF-OFF-OFF■06D8〜06DF■6xD2 (出荷時設定) OFF-OFF-OFF-OFF■07D8〜07DF■6xD0 Power WindowをPCにセットする前に付属のPWIO.exeにより他のボードとI/Oポートアドレス が重ならないか調べておく.Power Windowのサウンド機能が使用するI/Oアドレスも併せて 調べる場合には/sスイッチをつけてPWIO.exeを起動する. LANボードの中にはI/OポートアドレスがPower Windowと重複するものがある.このような ボードの場合,PWIO.exeの実行によりLANボードが誤動作を起こす可能性があるため,LAN ケーブルをボードから抜いた上でPWIO.exeを実行のこと.PWIO.exe実行後,使用可能な設定 が表示されたらLANケーブルを再接続してよい. PWIO.exeはチェック時点でアクティブになっていないボードやドライバがある場合には正 しく認識できないこともあるので,一つの目安として使用することを推奨. ・S2(ESS688,JP7の脇):割り込みレベル/DMAチャネルの設定 1-2:割り込みレベル ON-ON:INT0 ON-OFF:INT1 (出荷時設定) OFF-ON:INT2 OFF-OFF:INT5 3-4:DMAチャネル■割り込み使用/不使用  ON-ON:DMA不使用■割り込み不使用  ON-OFF:CH0■1-2で設定した割り込み使用  OFF-ON:CH3■1-2で設定した割り込み使用 (出荷時設定)  OFF-OFF:DMA不使用■1-2で設定した割り込み使用 本設定表はPower Window T64Sの取扱説明書ならびにはむはむさんよりいただいた資料 に基づいています.アウトサイダさんにご指摘いただいた記載の誤りを訂正しました.