Power Window 928GLB, 928IILB (Canopus) S3社86C928を搭載したMATE-A用ローカルバスグラフィックアクセラレータボード. ボード上に8連ディップスイッチ1個とジャンパスイッチ1個あり.またPower Window 928GLBではメモリ容量ジャンパスイッチもあり.VRAMはPower Window 928GLBでは1MB 928IILBでは2MB.前者ではVRAM拡張キット928G-1M(型番HIM-1161-01)によりVRAMを 2MBに増設することが可能(注).  注:928G-1MにはPC/AT互換機用のVLバスビデオボードのVRAMチップでの代用報告がある    [A-MATEr's BBS 過去ログ その29http://a-mate.la.coocan.jp/bbs/log/log29.html)    を参照].オンボードVRAMと同じものか,互換性のあるものなのだろう. カードエッジコネクタ側がボードの左側に来るようにボードをみた場合,輝度調整ジ ャンパはボード右隅付近,メモリ容量ジャンパはボード中央やや左上の位置. 最大消費電流は,Power Window 928GLB,928IILBとも +5V,1.8A. CPUアクセラレータ搭載機での動作は保証外(ODP搭載機の動作は保証). 本体のGCDクロックは5MHzで使用のこと. メモリ空間はxx000000~xxFFFFFFの16MBを使用する(デフォルトではF0000000~ F0FFFFFF)が,他に使用しているローカルバスボードがある場合に,使用するメモリ 空間の重複が起こらないよう8連ディップスイッチにより上記のXXを設定.この設定は 付属のPWIO.EXEの実行結果に基づいて行う.PWIO.EXEはボードをPCにセットする前に 実行のこと. ディップスイッチはON=0,OFF=1としての2進数に対応.例えば標準設定の OFF-OFF-OFF-OFF-ON-ON-ON-ONは,"11110000"であるが,これは16進数では"F0" I/Oポートは使用せず. 輝度設定ジャンパスイッチ:Power Windowを使用しない時に比べてディスプレイの表 示が明るすぎると感じられる場合にはジャンパプラグ(ショートプラグ)を抜く. メモリ容量ジャンパスイッチ:増設VRAMを増設しない場合はオープン,増設する場合 はショート. VRAM増設後はPWMEM.EXEにより増設したVRAMのチェックを行う.また増設後はあらため てボードのセットアップを行う(再セットアップ前にPWSET.EXEの「元の解像度に戻 す」を実行). 以上の記述はWindows3.1の時代に発行されたUser's Guideによる.Power Window 928IILBの製品外箱に記載された設定可能な解像度等は下記の通り.Windows3.1時代の 製品であることに注意.水平同期/垂直同期周波数とも,最大±30%の範囲で調整する ことも可能. ・640×400ドット,256・32768・65536・1677万色   98ノーマル:水平24.8kHz/垂直56Hz   Ni:31.5kHz/60Hz   NiFF:37.9kHz/72Hz ・640×480ドット,256・32768・65536・1677万色   スタンダードディスプレイモード:26kHz/50Hz   Ni:31.5kHz/60Hz   NiFF:37.9kHz/72Hz ・800×480ドット,256・32768・65536・1677万色   スタンダードディスプレイモード:26kHz/50Hz ・800×600ドット,256・32768・65536・1677万色   Ni:35.1kHz/56Hz または 37.9kHz/60Hz   NiFF:48.1kHz/72Hz ・1024×768ドット,256・32768・65536色   i:35.5kHz/86Hz   Ni:48.4kHz/60Hz   NiFF:56.5kHz/70Hz ・1120×750ドット,256色   i:32.8kHz/80Hz   Ni:50kHz/60Hz ・1280×960ドット,256色   i:46kHz/90Hz   Ni:60kHz/55Hz または 65kHz/60Hz ・1280×1024ドット,256色   i:46kHz/90Hz   Ni:60kHz/55Hz または 65kHz/60Hz   NiFF:77kHz/72Hz ・1600×1200ドット,256色