PCPKB4(PCI専用拡張ビデオボードIV),PCSKB4(専用拡張ビデオボードIV), PCHKB4(拡張ビデオボードIV) (EPSON) S3社86C928を搭載したエプソン機用グラフィックアクセラレータボード. 順に独自仕様PCI(1.0)バス/ローカルバス/Cバス接続.ハイレゾモード 非対応.エプソン版/マイクロソフト版Windows3.1/95(注),ジャスト システム製ジャストウィンドウVer.2対応. 注:Windows95用ディスプレイドライバはエプソンのweb pageのドライバ   ダウンロードサービスからダウンロード可能. PCPKB4はPC-98HX/HGの拡張スロット3/4に,またPCSKB4はPC-486GF/GR /GR+/GR Superの拡張スロット3に装着.PCHKB4はCバスグラフィック アクセラレータボードであり,装着する拡張スロットに制限なし. PCKBZM11(VRAM 1MB,基板名1895D1 Board)あるいはPCKBZM31(VRAM 3MB, 基板名1895D2 Board)を増設可能.ボード上に3本ジャンパスイッチ2個あり. ・3本ジャンパスイッチJ9,J10:PCKBZM11/PCKBZM31増設時の設定変更要 出荷時設定はいずれも1-3間ショート.PCKBZM11/PCKBZM31増設時は いずれも3-2間ショートに変更(ジャンパポストの番号は132の順). Windows3.1でDOS窓でDOSアプリを動作させた時に一部のグラフィックが 表示されない場合には,DOS窓の表示枠を変更/DOS窓をいったんアイコン 化してから元に戻す/一度フルスクリーン表示にしてから元に戻す, のいずれかの操作を行うことでこの問題を回避できる場合がある. マイクロソフト版Windows3.1を使用する場合,[CTRL]+[GRPH]+[DEL]での ソフトリセットが効かなくなる.またDOSアプリのウィンドウ表示はできる が実行は不可. ※あすもこいどさんの2021年12月13日・18日のツイート https://twitter.com/asmocoid_E5420/status/1470537758804684806 https://twitter.com/asmocoid_E5420/status/1472204376047783936 によれば,PCSKB4とPC-9801-118はI/Oポートがバッティングするため共存不可 だったという.EPSON98サービス機構の2004年8月15日発行の同人誌,"E-SaPa別冊 蘇るEPSON PC伝説" の EPSON PCの拡張小ネタ集(pp.47-63)の記事 によれば, PC-486SE/SR/MU/MR/MS/MV/RS,PC-586RA/RX/RT/RJ/RV/MV専用ローカル バス用グラフィックアクセラレータボードであるPCSKB5は,PC-9801-118側の I/Oポートアドレス 0F40h-0F4Fh が,PCSKB5側の 0F3Fh-0F42h・0F44h-0F4Ah・ 0F4Ch-0F4Ch・0F0Eh-0F4Fh とバッティングし,かつ互いに変更不可のため, PC-9801-118と共存できないという.上記のツイートの画像によれば,PCSKB4が 使用するI/Oポートアドレスに 0F3Fh-0F42h・0F4Ch-0F4Ch・0F4Eh-0F4Fh が 含まれており,これらはPC-9801-118側のI/Oポートアドレス 0F40h-0F4Fh と 一部重なっていることが分かる.両ボードとも(この範囲の)I/Oポート アドレスの変更が不可能であるため,共存させることは不可能なのだろう. なおBUFFALO 製品一覧カタログ Vol.55(1996年11月発行)によれば, PCSKB3/4/5,PCPKB3/4/5は,同社製CバスPCM&FMサウンドボードSRN-Fと 共存できないという.