MDC-925L (緑電子) マルチベンダ対応の92互換Cバスバスマスタ(MDバスマスタ)SCSIボード. ハイレゾモード対応.PC-H98シリーズと98NOTEでは自動的にI/Oストリングス 転送に切り替わる.BIOS ROMのリビジョンが1.41以降でWindows95対応. Windows95対応版にはブラケットに白文字で "Windows95対応" と書かれた青い シールが貼られている.またWindows95対応版と非対応版では基板上の部品も 一部異なっている.例えば前者のBIOS ROMは AT29C1024 12TC 9526, カスタムLSIは MIDORI-6 545D で,他に NEC D42280GU-30 が載っているのに 対して,後者のBIOS ROMは M27C1024-12F1,カスタムLSIは MIDORI-5 で, 他に 日立 HM530281TT-25 が載っている.また前者は基板上に MO58-A5XS, 後者は MO51-A5IS の文字列がある. 筆者がまりも氏作成のフリーソフトであるe10chk.exeを用いてBIOS ROM 1.43 (Windows95対応)の本ボードの認識容量の上限について調べたところ,8GB対応 という結果が得られた.しかしBIOS ROM 1.36?,Windows95非対応)の本ボード では,I・OデータIDE-SCSI変換基板HDX-SC-3 IOD1A067(40GBの外付けHDDに内蔵 されていたもの)+ Seagate ST3642A(6.4GB,FAT32で分割なし)が,起動時の TVAC自動解析で容量2154と誤認識され,「安全の為本インターフェースではこの ディスクを無視します」と表示され,以後そのHDDが完全に無視された. ボードの諸設定は,「ぐっど楽・2」のフロッピーディスクを用いて行うか, 本体起動直後の「ピポッ」という音(あるいはメモリチェック)の直後に [CTRL]+[SHIFT]キーを同時に押し続けると起動する「I/Fボード設定プロ グラム」上で行う(後者はボードにハードディスクないしターミネータが 接続されていないと起動しない). 「ぐっど楽・2」で設定できる「6. メモリアクセス」はSCSI ROM BIOSの リード/ライトの可不可を設定する項目である. 「ぐっど楽・2」には性能が高いことで知られるSCSIユーティリティも付属している. 1.「整磁維新」  HDDデータの消去.またフォーマット中の電源オフ/リセットにより認識 不可能となったHDDを強制初期化可能. 2.「主磁医の診察」  指定されたSCSI IDのHDDの信頼度を判定.SCSIコマンドレベルでの論理診察 や,磁性体欠陥判定等を行う. 3.「復活の喜びゾンビ」  誤って領域解放したHDDの領域を強制的に復活させる.フォーマットした場合 は復活不可.