IFN-SC, IFN-SCY (メルコ) マルチベンダ対応のCバスバスマスタSCSI I/F.SCSIコネクタの形状は アンフェノールハーフ50ピン. BIOS ROMのリビジョンが2.13以降でWindows95対応.BIOS ROMのリビジョンが 2.12以前のボードでも,IFNアップデートプログラム(PC-98用,ifnpc95.exe, Windows95対応)によりBIOS ROMをWindows95に対応させることが可能.Windows95 ではPC-9801-55用のドライバを使用(メルコが正式に指定). プロテクトメモリを16MB以上装着している本体でバスマスタ転送が使用可能. 筆者がまりも氏作成のフリーソフトであるe10chk.exeを用いてBIOS ROM 2.13の 本ボードの認識容量の上限について調べたところ,8GB対応ではない(1GBの壁あり?) という結果が得られた.HDDパラメータ自動解析プログラムv.1.03も,I・Oデータ製 IDE-SCSI変換基板HDX-SC-3 IOD1A067(40GBの外付けHDDに内蔵されていたもの)+ Seagate ST3642A(6.4GB,FAT32で分割なし)を容量2014MBと誤認識した. 割り込みレベル,DMAチャネル,転送方式等は,[CTRL]+[GRAPH]+[S]を 押したまま電源ONまたはリセットスイッチONにより起動するSCSIボード 設定ユーティリティにより設定.  ※PC-486Mシリーズで使用する場合,本体内蔵のサウンド機能と本I/Fの   DMAチャネルが競合し,ROMSUM ERRORメッセージが表示されることが   あるが,その場合には本I/FのDMAチャネルを0に変更する. 転送方式は,PC-9801TとCPUアクセラレータ+内部増設メモリを併用している PC-9801RXではI/O転送モードを選択のこと. HDDパラメータ自動解析プログラムは,本体電源ONまたはリセット後,画面 左上に MELCO SCSI SYSTEM Ver.X.xx XX/XX/XX Connect ID = 0 1 2 ・・・ の文字列が表示されたら,[CTRL]+[GRAPH]+[P]を押して起動.これで解析 できないHDDのパラメータ解析には付属のHDPARA.EXEを使用. ※http://hp.vector.co.jp/authors/VA012947/scsi/ifn92r.html において,  BuffaloのウェブページにあるSCSI BIOS書換ソフトウェアと併用することで,  本ボードの "1GBの壁" を突破し,8GB未満の容量のHDDの認識を可能にする  ソフトウェア(IFN92R)が公開された.これらの適用後にはマルチベンダ  機能を利用して任意のC/H/S値を設定でき,127.99GBの容量のドライブも  使用可能になるという. ボード上に8連ディップスイッチ,2本x4連ジャンパスイッチ,2本x2連ジャンパ スイッチ各1個,2本ジャンパスイッチ1個あり. 以下, PC本体■装着可能なスロット の順:  PC-9801VX0/VX2/VX4■#2,#3,#4  PC-98XA■#3,#5  PC-9801UF/CV■#2  PC-286LS(T)/386LS(C/X)■#2(背面より見て左側)  上記以外■どのスロットでも装着可能  ※PC-98DO/DO+,PC-386LSRには非対応. ・8連ディップスイッチSW1:BIOS有効/無効,本体機種,BIOSアドレスの設定 1:SCSI ROM BIOSの有効/無効の設定  ON■BIOS有効 (出荷時設定)  OFF■BIOS無効  BIOS有効で使用する場合は,I/Oポートアドレスを出荷時設定で使用のこと. 2-3:本体機種の設定  ON-ON■80286/386/486/Pentium搭載機 (VX以降) (出荷時設定)  ON-OFF■ノーマル・ハイレゾ兼用機  OFF-ON■8086/V30搭載機  OFF-OFF■PC-98XA 4-5:ハイレゾモードでのBIOSアドレス設定  ON-ON■0EE000h~0EEFFFh  ON-OFF■0EC000h~0ECFFFh (出荷時設定)  OFF-ON■0EA000h~0EAFFFh  OFF-OFF■0E8000h~0E8FFFh 6-7-8:ノーマルモードでのBIOSアドレス設定  ON-ON-ON■0DE000h~0DEFFFh  ON-ON-OFF■0DC000h~0DCFFFh (出荷時設定)  ON-OFF-ON■0DA000h~0DAFFFh  ON-OFF-OFF■0D8000h~0D8FFFh  OFF-ON-ON■0D6000h~0D6FFFh  OFF-ON-OFF■0D4000h~0D4FFFh  OFF-OFF-ON■0D2000h~0D2FFFh  OFF-OFF-OFF■0D0000h~0D0FFFh ・2本x4連ジャンパスイッチJP1:バス要求チャネルの選択  1-8,2-7ショート/3-6,4-5オープン■ホールドリクエストチャネル1  1-8,2-7オープン/3-6,4-5ショート■ホールドリクエストチャネル2                    (出荷時設定) ・2本x2連ジャンパスイッチJP2:I/Oポートアドレスの設定  1-4,2-3オープン■0CF0h,0CF2h,0CF4h,0CF6h  1-4ショート,2-3オープン■0CE0h,0CE2h,0CE4h,0CE6h  1-4オープン,2-3ショート■0CD0h,0CD2h,0CD4h,0CD6h  1-4,2-3ショート■0CC0h,0CC2h,0CC4h,0CC6h (出荷時設定) ・2本ジャンパスイッチJP4:SCSIバス信号 "TERMPWR",通常はオープン (出荷時設定)で使用(ボード上のアクティブターミネータへの電源供給 の設定ジャンパであろう) ※各ジャンパスイッチとも通常は出荷時設定のまま使用のこと.