HA-FA02 (日本TEXA) PC-9801FA/FS/FX,MATE-AのSCSI専用スロットに挿すSCSI I/F. Windows95非対応だが,転送モードをDMA転送に設定し,55ボード用 ドライバで認識させればWindows95で使用可能. 基板上のシルク印刷はEZPHA-FA02-1. 筆者がまりも氏作成のフリーソフトであるe10chk.exeを用いて調べた 本ボードの認識容量の上限は2015MBだった.しかし筆者のテストでは NEC製D3872(312MB)は正しく認識したものの,IBM DPES-31080(1034MB) は容量を850MBと誤認識した. ボード上に5連ディップスイッチ1個,8連ディップスイッチ2個, 3本ジャンパスイッチ4個あり. ・5連ディップスイッチSW1:割り込みレベル,DMAチャネルの設定 1-2-3:割り込みレベルの設定  OFF-OFF-OFF■INT0(IRQ3)  ON-OFF-OFF■INT1(IRQ5) (出荷時設定)  OFF-ON-OFF■INT2(IRQ6)  ON-ON-OFF■INT3(IRQ9)  OFF-OFF-ON■INT5(IRQ12)  ON-OFF-ON■INT6(IRQ13) 4-5:DMAチャネルの設定  OFF-OFF■CH0  ON-OFF■設定禁止  OFF-ON■CH2  ON-ON■CH3 (出荷時設定) ・8連ディップスイッチSW2:出荷時設定のまま使用のこと (出荷時設定:OFF-ON-ON-OFF-ON-ON-ON-ON) ・8連ディップスイッチSW5:データ転送モード,本I/FのSCSI-IDの設定 1-2-3-4:未使用(出荷時設定:OFF-OFF-OFF-OFF) 5:転送モードの設定  ON■GTモード (出荷時設定)  OFF■DMAモード 6-7-8:本I/FのSCSI-IDの設定  OFF-OFF-OFF■0  ON-OFF-OFF■1  OFF-ON-OFF■2  ON-ON-OFF■3  OFF-OFF-ON■4  ON-OFF-ON■5  OFF-ON-ON■6  ON-ON-ON■7 (出荷時設定)  ※BIOS ver.1.50以降では,接続してあるSCSI機器のIDを0から順に   割り当て,本I/FのIDをSCSI機器の最後のIDに1を加えた値に設定   しておくと,起動時のIDサーチが本I/FのIDの1つ前の値のIDまで   しか行われないため,起動時間を短縮できる. ・3本ジャンパスイッチSW3,SW4:I/Oポートアドレスの設定 以下,SW3■SW4■I/Oポートアドレス の順:  OFF■OFF■0CC0h,0CC2h,0CC4h (出荷時設定)  ON■OFF■0CD0h,0CD2h,0CD4h  OFF■ON■0CE0h,0CE2h,0CE4h  ON■ON■0CF0h,0CF2h,0CF4h ・3本ジャンパスイッチSW6,SW7:出荷時設定のまま使用のこと (出荷時設定:SW6=OFF,SW7=OFF) MATE-Aではシステムセットアップメニューで内蔵固定ディスクを "切り離す" の設定にすると,内蔵固定ディスクがIDE HDDの場合でも,専用SCSI I/Fに接続 されたファイルスロットSCSI機器や外付けSCSI機器も切り離されてしまう. これはPC-9821Ap2/As2,PC- 9821An,PC-9821Ap3/As3の各機種のガイドブックに 記載があるが,平成5年2月の日付のある3枚の正誤表を含め,PC- 9821Ap/As/Ae ガイドブックには記載がない.