PC-9801-108 (NEC) 10BASE-Tコネクタを持つPnP非対応のCバスNIC(LANボード).Windows2000まで対応. Windows95用の改良版ドライバはダウンロード入手可能(サーチエンジンで PC-9801-108 Windows95 と検索).PC-9801-108は型名で,品名は "B4680インタフェースボードT". ボード上にコネクタの類はなく,付属のソフトウェア(ダウンロード入手は不可能) である "4680CFG.EXE" がインストールされたFDを用いてMS-DOS上でリソースの設定を 行うため,これがないと設定の際に難儀する. IRQは,3,5,6,12のいずれかに設定(出荷時設定は3).またメモリアドレスは, 0770,2770,4770,6770のいずれかに設定(出荷時設定は0770).ただしメモリアドレス は実際には使用されないとの情報がある. 出荷時設定のまま使用されることが多いと推測されるため,中古品の場合にはIRQ=3, メモリアドレス=0770の状態のままのものが多いとは考えられるが,これらの値が変更 されている(IRQ=6など)ケースも実際に報告されているので注意が必要.設定が変更 されている本ボードを使用するためには,  1.他の拡張ボードをすべて取り外して本ボードのみとした状態でテストし,動作する    IRQを特定  2.PCI機では,PCIセットアップを使用してCバスボードのIRQ(1で特定した値)を予約  3.1で取り外した拡張ボードを再装着 という手順が提案されている.この場合,コンフリクトを防ぐため,PC-9801-108以外の CバスボードもPnP非対応あるいは非PnPモードのものである必要がある. また【NEC98】PC-9821総合スレッド3【Windows】の700-710番辺りの投稿 (https://kohada.5ch.net/test/read.cgi/pc/1349692033/700-710) によれば,付属の設定用FDがなくてもPCIセットアップディスクかWindows上でリソースの 変更が可能というが,筆者は本ボードを所有していないため確認できていない.なお Windows上でリソースの設定を行った場合,何かの拍子に設定が解除されることがあるという.  追記:PCIセットアップディスクでの変更は不可能という.またWindows上でリソースの     変更が可能なのは,本ボード用(PC-9801-107兼用)のWindowsドライバがボードの     設定機能も併せ持っているためという. なおWindows98ではデバイスマネージャでボードに設定されているのと同じIRQを割り当て なければ使用できない.