■キヤノン電子 MD3541G(PC-386GE/GS/486GF/GR/GR+/GR Super用) 試運転の資料館 --> 営繕部 --> 国産電算機のピンアサイン --> FDD 26 ピン端子編 を参照. ■キヤノン電子 MD3541S(PC-386P用) おふがおさんの2023年5月29日のツイート を参照.直上のMD3541Gのものと同じと思われます. ■キヤノン電子 MD3541N(PC-486P用) おふがおさんの2023年5月27日のツイート を参照.9ピンが+5Vピンである他はFD1139Cのものと同じ. ■キヤノン電子 MD3541[PC-286LP(PC ONE),PC-286C(PC CLUB),PC-386NOTE AE用] Youtubeの動画,ジャンクなEPSON「PC-CLUB」を復活させる / Restoration and modify a junk EPSON PC-CLUB に,PC-286C(PC CLUB)のMD3541(P/N K-63691-02)をFDDエミュレータのGotekに交換したという報告があり,動画の14分45秒-48秒あたりに信号変換基板の結線図が表示されます.使用したGotekは34ピンコネクタのもので,筆者はFDDエミュレータの知識を欠くためリビジョン(?)等の詳細についてはわかりませんが,ここではコネクタのピンアサインをFDDエミュレータ --> ハードウェア --> ピン接続・基板レイアウト に掲載されているものと同じと考えます. 動画のコメントにはFDDのピンアサイン情報を試運転の資料館で見つけた旨が書かれていましたが,試運転の資料館にはMD3541のピンアサイン情報はありません.しかし近縁種のMD3541Gのものは掲載されていますので(試運転の資料館 --> 営繕部 --> 国産電算機のピンアサイン --> FDD 26 ピン端子編 を参照),MD3541Gのピンアサイン情報を元に信号変換基板を作成したものと思われます. 結線図では, マザーボード側8ピン(MD3541GではHEAD LOAD)がGND マザーボード側9ピン(MD3541GではNC)が+5V マザーボード側11ピン(MD3541GではDENSITY)がGND にそれぞれ接続されている以外は同一信号ピン同士が接続されています(DRIVE SELECT 1ピンとDISK CHANGEピンは除く).NCピン(と思われるピン)を+5Vに接続するというのは危険な行為であり,普通はやらないでしょう.+5Vに結線してあるのは,PC-286CのMD3541の実物(故障品とのことですが)で9ピンと他の+5Vピンとの間に導通があることの確認を実際に行った上でのことな筈です.従ってMD3541の9ピンは+5Vであり,MD3541Gとのピンアサインの違いは,9ピンが+5VかNCであるかのみと推測されます(電源ピンが4本の3.5インチFDDは知っていますが,5本もあるFDDの存在は初めて知りました).もっとも,別種のFDDないしFDDエミュレータでの代替の際には9ピンはNCと見なしても問題はないでしょう. ■キヤノン電子 MD3522(PCZFDU3のドライブ部分用.PC-286UX,PC-386Mのものも恐らく同じ) エプソン98互換機本体-内蔵FDD対応表の 2モードFDD間の互換性と混在接続可能性 と PCZFDU3について の節を参照.カードエッジ40ピンコネクタの1-34ピンはFD1157Cのものと同じ(但しDENSITY信号は論理反転)で残りのピンは PCZFDU3について の図中の説明文を参照. ■キヤノン電子 MD3551(PC-386NOTE W/WR/AE用) 試運転の資料館 --> 営繕部 --> 国産電算機のピンアサイン --> FDD 26 ピン端子編 を参照. ・6番ピンはDS1信号と判明しました[きょろサンチームさんの2022年7月31日のツイート(1・2・3)を参照]. ・FD1139Cと信号は等価なようですが,コネクタのビン番号の振り方は逆のようです[MD3551のFD1139Cによる代替の可能性に関するおふがおさんの2022年5月24日のツイート(1・2)等を参照]. ■EPSON SMD-300(SMD340-301-00,26ピンフィルムコネクタ)(PC-486SE/SR/HG/HX/HA用) 試運転の資料館 --> 営繕部 --> 国産電算機のピンアサイン --> FDD 26 ピン端子編 を参照. ・高橋昇司 (1989). フロッピ・ディスク装置のすべて ――FDD全タイプの基礎から応用まで―― CQ出版 によれば,SONY製の古い3.5インチFDDである0SDA-30Dでも,7番ピンが電源ピンに含まれています. ・2モードFDDであるキヤノン電子 MD3541S(PC-386P用)とキヤノン電子 MD3541P(PC-486P用)のコネクタのピンアサインは不明ですが,これらはともに電源ピンを含む26ピンフィルムコネクタであり,型番の近い2モードFDDであるMD3541G[これのドライブ部分(底面に K-63693-91 の文字列のあるもの)も電源ピンを含む26ピンフィルムコネクタです],あるいは3モードFDDであるSMD340-301-00のコネクタのピンアサインに近いものと予想します. ・34ピンコネクタのEPSON SMD-300(SMD340-302,SMD340-302-00),Neutronics MITSUMI MODEL D353T3(P/N *D353T3120901)(PC-486FER/FR/FS/MS/MU/MR/MV/ME,PC-586MV/586RV//RA/RT/RX/RJ用)のピンアサインは,わぴこのほーむぺーじ --> [日記兼掲示板] --> PC-486なFDDのキケン究所 や PC-586RXのSMD-300(SMD340-302)をFD1231Tで代替 を参照. ■EPSON SMD-1000(SMD-1022-001-01),SMD-1100(SMD1140-300-08) 試運転の資料館 --> 営繕部 --> 国産電算機のピンアサイン --> FDD 34 ピン端子編,FDD 26 ピン端子編 を参照. ・SMD-1000はPC-286NOTE F,PC-286BOOK,PC-386BOOK L,PC-386NOTE Aで使用されていますが,このうちP/NがSMD-1022-001-01であることが確認されているのはPC-286BOOKです(PC-386NOTE AのSMD-1000のP/NはSMD-1022-302であることが判明しています.エプソン98互換機本体-内蔵FDD対応表 も参照).また筆者が確認した限りでは,PC-386NOTE ARのSMD-1100(2モード動作)のP/Nは SMD1120-001-07 であり,PC-486NOTE ASとPC-586ATのSMD-1100(3モード動作)のP/Nは SMD1140-402-00,SMD1140-301-07,または SMD1140-302-07 となっており,これも上記のP/Nと異なっています(エプソン98互換機本体-内蔵FDD対応表 を参照). |