ファイルスロットFDDの外付け化


ファイルスロットFDDを外付け化するケーブルの結線を考えてみました(注1・2).必要なコネクタを入手しておりませんので,実際に作成してはおりません.ファイルスロットFDDはPC-FD511Fを想定していますが,5インチ/3.5インチを問わず,LDK-3WF(5インチFDD内部増設用ケーブルを参照)を除く他の2モードFDDユニットでも使用できるでしょう.また3モードFDDユニットも,2モード動作ですが,使用できると思います(3モードFDDユニットであるPC-FD321F等を2モードFDD機種であるPC-9801FA等に取り付けると,2モードで動作します).なおPC-9801-F04,LFD-31F(ドライブはともに34ピンFD1138D),およびPC-FD511F(ドライブはFD1158D)では,内蔵されているドライブを取り出して外付け化することもできます(VFOありFDDの外付け化 を参照).
 注1:ファイルスロット機器を外付け機器化するための製品が,ランドコンピュータと緑電子から販売されていました.但し使用可能なのはSCSI機器(HDDユニットとMOドライブユニット)だけで,FDDユニットは使用できません.下図左と中央が順にランドコンピュータ製LHIU-04FAとLHIU-02FAで,それぞファイルスロットSCSI機器をれ4台までと2台まで装着できます.また下図右は緑電子製98Villaで,ファイルスロットSCSI機器を2台まで装着できる他,固定ディスク専用スロット用のHDDユニットを1台と,外付けHDDを1台接続できます.I/O, 1992年12月号(第17巻12号,通巻194号), 工学社,p4.(画像左・中央)と,月刊ジャストモアイ(注1.1), 1992年11月号(NO.41,通巻45号), JUSTSYSTEM, p.35.(画像右)をスキャンしたものから切り出してモノクロ化し併置した画像を下に引用します.画像では,LHIU-04FAとLHIU-02FAの最上段のスロットに,順にランドコンピュータ製HDDユニットであるLFIH-100Aと同社製MOドライブユニットであるLFIM-128Aが,また98Villaの下側のスロットに緑電子製POKEDSY2.5 AUTO LOADING SYSTEM Hermit Crab HS-FPKLU1-HN(98ノート/エプソン98互換ノート用2.5インチHDDパックの (3) ファイルスロットHDDパックアダプタ の節を参照),上段のスロットに同社製と思われるMOドライブユニット(Hermit Club HS-FUM-312?)がそれぞれ装着されています.同人サークル "笛を吹く男" の2003年刊行の同人誌,"PC-9821 A-MATEの本(資料編)" にもこれらの製品の画像が掲載されていた記憶があります.


  注1.1:WWW上には本誌に関する情報が殆どないようですので書いておきます.毎月15日発行の雑誌で,NO.1は1989年2月の発行.廃刊の時期は不明ですが,筆者が確認した限りでは,広島大学図書館に所蔵のある2001年12月号(NO.150)が最も新しい刊行です."一太郎・花子ユーザーのためのパワーアップ活用マガジン" として創刊されたもので,サイズはA4,内容はジャストシステム製品の解説・特集記事や新製品の紹介が中心ですが,作家やテクニカルライターによる連載,エッセイ等もあり,後の刊行ほど内容の幅が広くなっていきました.創刊後しばらくの間は中綴じでページ数も少なく,広告も自社のものしか掲載されていませんでしたが,次第に他社の広告も載るようになり,ページ数も増えて無線綴じになりました.巻末の "定期購読のご案内" によると,書店では販売されておらず,ジャストシステム製品の登録ユーザーで定期購読申し込みを行った者(申し込み時にはジャストシステム製品のシリアルナンバーを伝える必要がありました)に直接郵送されていました.1991-1993年頃の購読料金は,1年購読が税込4,944円(1冊412円)で,3年購読が税込11,124円(1冊309円).1冊ずつの購入はできませんでしたが,バックナンバー(1993年時点で1冊送料別税込618円)の購入は可能でした.なおジャストシステム製のソフトウェアのユーザー登録を行った者には,見本誌として最新号が一冊送付されていました.本誌の大揃いを所蔵している公立図書館はないようです.嘗て筆者の手元には1989-1997年辺りの不揃いがありましたが,利用後は地区の子供会の収入源の一つである古紙回収に出すという条件で譲り受けたものであったため,現在は一冊も残っていません.
 注2:ファイルスロットFDDを外付け化するユニットに製品化されたものがあったかは不明です.あれば "PC-9821 A-MATEの本(資料編)" に掲載されているはずですが,筆者の所有する初版は東日本大震災時の混乱でどこかに紛れ込んでしまっています(廃棄されていないことは間違いありません).これはサークル主催者のH. Kawaguchiさんよりご恵贈いただいたものですが,筆者の管理が悪く非常に申し訳なく思っています.

アンフェノール50ピンフルピッチコネクタのピンアサインは,VFOありFDDの外付け化 を,また44ピンカードエッジコネクタのピンアサインは,PC-FD511Fの内部結線 をそれぞれ参照して下さい.また,ファイルスロットバックボードのFDDケーブルコネクタ-ファイルスロットFDDコネクタ間結線ファイルスロットFDD接続用コネクタのピンアサイン の記事もあわせてご覧下さい.

以下, アンフェノール50ピンフルピッチコネクタ(オスまたはメス) - ファイルスロット用44ピンカードエッジコネクタ(メス) の順です.


ファイルスロットFDD接続用の44ピンカードエッジメスコネクタの現行品には,ヒロセ電機(HRS)製のCR22A-44D-2.54DS(70)などがあるようです(この情報はtshさんよりいただきました).

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