FD1231TとVFOなし5インチFDDの信号の異同


PC-98用FD1231Tの信号と,PC-98で動作するVFOなし5インチFDD(FD1158C)の信号の異同 を下に示します.

赤字が両者で異なる信号です.異なっているのは,1.44MBモード(回転数)動作のための信号とDisk Change信号のみということになるようです.ただし筆者はPC-98用FD1231TでもDisk Change信号は使用されていないと考えています.これら2つの信号はVFOなし5インチFDDでは使用されていません.

※FD1158Cの33ピンの信号は実際にはGNDではないようですが[30ピン-34ピン変換ケーブル(ファイルベイアダプタ付属ケーブル同等品)の記事を参照],これをGNDに結線しても動作上の問題は認められないようでした.

PC-98で使用可能な,VFOを内蔵した5インチFDDとVFOを内蔵していない5インチFDDとの違いは,後者がVFO関連の回路を持たないことと,信号コネクタの17ピンがDrive Selected信号でなくGNDである点と思われます(注).但しVFOを内蔵した5インチFDDでも,FD1158Dだけは信号コネクタの17ピンがDrive Selected信号でなくGNDとなっています(VFOあり2モードFDDのGNDピン を参照).
 注:VFOを内蔵せず,2Dメディアの読み書きが可能なFD-55GFR(051/053/351)では,4ピンが2D/2DD選択ピンとなっています[Framのレトロハードメンテナンス記録PC-88用FDDの調査まとめ(2018年1月21日の記事)を参照].



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