BJ-130J　＋　PCN-9950　（Canon）

バブルジェットプリンタ"BJ-130J"は，コントロールボード"PCN-9950"を背面スロット
に装着することにより，NEC製漢字プリンタNM9950とPC-PR201H用のソフトウェアを
エミュレートが可能となる(PC-PR201Hのエミュレーションは制御コードの解釈と実行
のみに限定)．通常はNMモードで使用のこと．
PCN-9950が組み込まれたBJ-130Jは，DSW3-8がOFFの場合にNM9950の制御コードで動作
(NMモード)し，ONの場合にPC-PR201Hの制御コードで動作(PCモード)する．
BJ-130Jの前面には8連ディップスイッチ3個あり．

■NMモード(DSW3-8＝OFF)の場合

・8連ディップスイッチDSW1
1
　ON=バッファフル印字後，復帰のみを実行
　OFF=バッファフル印字後，復帰と改行を実行　（出荷時設定）
2
　ON=7ビットコード設定時の偶数パリティチェック実行
　OFF=7ビットコード設定時のパリティチェックなし　（出荷時設定）
3
　ON=改行ピッチの補正なし
　OFF=改行ピッチの補正あり(SUB BまたはSUB D設定時)　（出荷時設定）
4-5
　ON-ON：復帰->復帰，改行->改行
　ON-OFF：復帰->復帰，改行->復帰＋改行
　OFF-ON：復帰->復帰＋改行，改行->改行
　OFF-OFF：復帰->復帰，改行->改行　（出荷時設定）
6
　ON=7ビットコードの設定
　OFF=8ビットコードの設定　（出荷時設定）
7
　ON=7ビットコード設定時，SO，SI，ESC $，ESC &，ESC #の各制御コード無効
　OFF=7ビットコード設定時，SO，SI，ESC $，ESC &，ESC #の各制御コード有効　
     （出荷時設定）
8
　ON=DC1，DC3コード無効
　OFF=DC1，DC3コード有効　（出荷時設定）

・8連ディップスイッチDSW2
1-2
　ON-ON：SUB D(ドットピッチ180dpi，1440ドット／8インチ特殊モード)
　ON-OFF：SUB B(ドットピッチ160dpi，1280ドット／8インチモード)
　OFF-ON：SUB A(ドットピッチ960dpi，120ドット／8インチモード)
　OFF-OFF：SUB C(ドットピッチ180dpi，1440ドット／8インチ特殊モード)
        　（出荷時設定）
3
　ON=グラフィックイメージと漢字の印字濃度を上げる
　OFF=グラフィックイメージと漢字の印字濃度を標準にする　（出荷時設定）
4
　ON＝カットシードフィーダモード（カット紙，印字基準位置は中央から31mm左へ移動)
　OFF=連続紙モード(ファンフォール紙／はがき)　（出荷時設定）
5
　ON=数字の0を右上がりの線分ありの書体とする
　OFF=数字の0を右上がりの線分なしの書体とする　（出荷時設定）
6
　ON=ページ数を12インチ(305mm)に設定
　OFF=ページ数を11インチ(279mm)に設定
7-8
　ON-ON：漢字の横ドットピッチを48にする
　OFF-ON：漢字の横ドットピッチを54にする　（出荷時設定）
　ON-OFF：漢字の横ドットピッチを60にする
　OFF-OFF：漢字の横ドットピッチを72にする

・8連ディップスイッチDSW3
1-2-3
　ON-ON-ON：日本1（JIS準拠）　（出荷時設定）
　OFF-ON-ON：アメリカ1(ASCII準拠)
　ON-OFF-ON：イギリス
　OFF-OFF-ON：ドイツ
　ON-ON-OFF：スウェーデン
　OFF-ON-OFF：無効
　ON-OFF-OFF：アメリカ2(ASCII準拠)
　OFF-OFF-OFF：日本2(JIS準拠)
　※7ビットコード(英数字モード)使用時に各国語固有の特殊文字として12文字選択
    できる(国際文字)．
　　また日本2，アメリカ2の文字セットは，文字種・文字数とも日本1，アメリカ2と
    全く同一だが，DSW2-4の設定にかかわりなくつねに印字開始位置が左端となる．
4
　ON=印字幅80桁（10cpiモード時）
　OFF=印字幅136桁(10cpiモード時)　（出荷時設定）
5
　ON=漢字コードをJIS C 6226-1978に準拠
　OFF=漢字コードをJIS C 6226-1983に準拠　（出荷時設定）
6
　ON=ESC Dによる画面ハードコピーの際， SUB A，SUB  B，SUB Cの設定に従った
     異なる印字結果を出力
　OFF=ESC Dによる画面ハードコピーの際， SUB A，SUB  B，SUB Cの設定を補正した
      同じ印字結果を出力　（出荷時設定）
7
　ON=自動給紙によるトップマージンを25mm(1インチ)に設定
　OFF=自動給紙によるトップマージンを10mmに設定　（出荷時設定）
8
　ON=PC-PR201Hをエミュレート(PCモードの設定)
　OFF=NM9950をエミュレート(NMモードの設定)　（出荷時設定）

--------------------------------------------------
■PCモード(DSW3-8＝ON)の場合

・8連ディップスイッチDSW1
1
　ON=バッファフル印字後，復帰のみを実行
　OFF=バッファフル印字後，復帰と改行を実行　（出荷時設定）
2-3-4
　未使用（出荷時設定OFF-OFF-OFF）
5
　ON=復帰->復帰＋改行
　OFF=復帰->復帰　（出荷時設定）
6
　ON=7ビットコードの設定
　OFF=8ビットコードの設定　（出荷時設定）
7
　ON=印字開始命令をCR，LF，VT，FF，US，ESC a，ESC bの各制御コードに設定
　OFF=印字開始命令をCRコードのみに設定　（出荷時設定）
　※各制御コードの機能は以下の通り：
　　CR=復帰，LF=改行，VT=水平タブの実行，FF=改ページ，US=VFUの実行，US=n行送り，
       ESC a=排紙と給紙，ESC b=排紙
8
　ON=DC1，DC3コード無効
　OFF=DC1，DC3コード有効　（出荷時設定）

・8連ディップスイッチDSW2
1
　未使用(出荷時設定OFF)
2
　ON=グラフィックモードの横ドットピッチを1/80インチに設定(ハードコピーモード)
　OFF=グラフィックモードの横ドットピッチを1/160インチに設定(ネイティブモード)
   　（出荷時設定）
3
　ON=グラフィックイメージと漢字の印字濃度を上げる
　OFF=グラフィックイメージと漢字の印字濃度を標準にする　（出荷時設定）
4
　ON＝カットシードフィーダモード（カット紙，印字基準位置は中央から31mm左へ移動)
　OFF=連続紙モード(ファンフォール紙)　（出荷時設定）
5
　ON=数字の0を右上がりの線分ありの書体とする
　OFF=数字の0を右上がりの線分なしの書体とする　（出荷時設定）
6
　ON=FFによるページ長を12インチ(305mm)に設定
　OFF=FFによるページ長を11インチ(279mm)に設定　（出荷時設定）
7
　ON=高速パイカモードの設定
　OFF=高品位パイカモードの設定　（出荷時設定）
8
　ON=高品位パイカモードの設定(NHSパイカ)
　OFF=高速パイカモードの設定(SHSパイカ)　（出荷時設定）

・8連ディップスイッチDSW3
1-2-3
　ON-ON-ON：日本1（JIS準拠）　（出荷時設定）
　OFF-ON-ON：アメリカ1(ASCII準拠)
　ON-OFF-ON：イギリス
　OFF-OFF-ON：ドイツ
　ON-ON-OFF：スウェーデン
　OFF-ON-OFF：無効
　ON-OFF-OFF：アメリカ2(ASCII準拠)
　OFF-OFF-OFF：日本2(JIS準拠)
　※7ビットコード(英数字モード)使用時に各国語固有の特殊文字として12文字選択
    できる(国際文字)．
　　また日本2，アメリカ2の文字セットは，文字種・文字数とも日本1，アメリカ2と
    全く同一だが，DSW2-4の設定にかかわりなくつねに印字開始位置が左端となる．
4
　ON=印字幅80桁（10cpiモード時）
　OFF=印字幅136桁(10cpiモード時)　（出荷時設定）
5
　ON=漢字コードをJIS C 6226-1983に準拠
　OFF=漢字コードをJIS C 6226-1978に準拠　（出荷時設定）
　※NMモードと逆になっているが，マニュアルの記載のまま．
6
　未使用（出荷時設定OFF）
7
　ON=自動給紙によるトップマージンを25mm(1インチ)に設定
　OFF=自動給紙によるトップマージンを10mmに設定　（出荷時設定）
8
　ON=PC-PR201Hをエミュレート(PCモードの設定)　（出荷時設定）
　OFF=NM9950をエミュレート(NMモードの設定)