WIN-note 98 (キュービジョン) PC-9801NS, NS/E, NS/T, NC, NA, NA/C, NS/R, NS/A, NX/C, NS/L, PC-9821Ne, PC-386NOTE AR, AE, PC-486NOTE AS, AUの110ピン拡張バスに装着する複合インター フェースBOX(PC-9821 Ns, Npでも拡張バス変換コネクタ(PC-9821N-U07)使用可能). グラフィックアクセラレータ,PCM音源,FM音源,SCSI I/Fを装備.PC本体の拡張バス のカバーを取り外さなくても装着が可能. WINnote 98のCRTコネクタに接続された外部CRTにはWindows以外の画面は表示されない. 表示するためにはファーストバッテリと排他使用のCRTアダプタ,あるいは専用のモニタ ケーブルが必要(NS/Aより前の機種では,WINnote 98装着時にはCRTパックが取り付け られなくなるため,専用のCRTパックが付属). レジューム機能には非対応.また,PC-486NOTEなどの,本体にFM音源が搭載されている 機種では,本体のFM音源を使用禁止とすること. 対応OS:MS-DOS3.3以上,MS-Windows3.1(マイクロソフト版,NEC版,エプソン版). Windows95では使用できないらしい.また,メモリを14.6MB以上積んだ本体ではグラフィク アクセラレータは使用できないらしい. ※NS/Aでは電源容量不足のため,WINnote 98装着時に不具合が発生する場合がある.  キュービジョンがまだ存在していた頃は,WINnote 98購入後3ヶ月以内であれば無償  で本体の改造を行っていた. ●グラフィックアクセラレータ Cirrus Logic社製CL-GD5428(画像メモリ1MB)を搭載.I/Oアドレス=4xES, 5xES, 46E8(x=0〜F, S=0, 2, 4, 6, A, C, E). 外部マルチスキャンディスプレイと組み合わせることで,640×400,640×480, 800×600,1024×768,1280×1024ドットの解像度での表示が可能.98ノーマルディス プレイ使用時でも,640×400ドットで1,677万色の表示が可能(いずれもWindows3.1 使用時). 表示モード: 以下, 色数■水平周波数(kHz)■垂直周波数(kHz)■走査方式 の順. (I=インターレース,NI=ノンインターレース,NIFF=ノンインターレース・  フリッカーフリー) ・640×400ドット   256■24.8■56.4■NI   65536■24.8■56.4■NI   1,677万■24.8■56.4■NI ・640×480ドット   256■31.5■60.0■NI   256■37.9■72.0■NIFF   65536■31.5■60.0■NI   65536■37.9■72.0■NIFF   1,677万■31.5■60.0■NI ・800×600ドット   256■35.2■56.0■NI   256■37.9■60.0■NI   256■48.1■72.0■NIFF   65536■35.2■56.0■NI   65536■37.9■60.0■NI ・1024×768ドット   256■48.3■60.0■NI   256■56.0■70.0■NIFF   256■58.0■72.0■NIFF   256■35.5■87.0■I ・1280×1024ドット   16■48.0■87.0■I ワイドスクリーン機能により,小さなディスプレイでもWindows画面を広く使うことが 可能(640×400ドットのノーマルディスプレイで1280×1024ドットの画面を使用する等). この機能を使用するかどうかはドライバのインストール時に指定. ●FM音源 YMF264(PC-9801-26Kと完全互換)を搭載.FM音源3音(モノラル),SSG音源3音(モノラル). ジョイスティックポート装備. ●PCM音源 CS4231を搭載.サンプリング周波数5.5〜48.0kHz.割り込み(INT)レベル(0〜3), DMAチャネル(0, 3)はドライバのインストール時に指定. ●SCSI I/F 55互換,マルチベンダ機能装備.転送方式はDMA転送,I/Oストリング転送の2種類. DMAチャネル=CH 0,割り込みレベル=INT 1. ハードウェアの設定は,[CTRL]+[GRPH]+[S]を同時に押しながら電源スイッチ /リセットボタン押しで表示される「スイッチ設定メニュー」画面にて行う. 〈SCSI関連〉 @転送方式 ・I/O転送……80286以上のCPUに対応.DMA転送より高速なので,通常はこのモード  で使用のこと. ・DMA転送……機器やソフトによってはこのモードでしか動作しないものがある. A3.5インチMOモード ・MOモード……通常のMOドライブのモード. ・HDモード……MOドライブをハードディスクとして認識させるモード.このモード  では挿入されたメディアがロックされる. ・自動判別……本体起動時に挿入されていたMOメディアのフォーマット内容をチェ  ックし,MOモードかHDモードかを自動判別するモード.通常はこのモードで使用  のこと. BチェッキングID  指定したID番号までしかSCSI_IDの検索を行わない.システムの立ち上げ時間の短縮  に有効. Cクイック フォーマット  ONにすると,指定されたIDのハードディスクのフォーマットが高速に行える. D接続チェック時間  SCSI機器の接続チェック時間の設定.SCSI機器によって起動時間が異なるので,  正常に認識される時間を指定.通常は「普通」を指定のこと. 〈マルチメディア関係〉 EベースI/Oアドレス  WINnote 98の使用するI/Oアドレス.4xE0, 4xE2, 4xE4, 4xE6, 4xEA, 4xEC, 4xEE  から選択.出荷時設定は4xE0. パラメータ自動解析プログラムの起動: 本体電源投入後,"WINnote98 BIOS REV 1.00...."の表示が出たら,[CTRL]+[GRPH]+[P] を同時に押し続けると,「HDパラメータ自動解析プログラム」が起動する.解析したい ハードディスクのSCSI_IDを指定.解析が正常に終了したら[ESC]キーを押し,「終了し てもよいですか?」のメッセージに対して「はい」を選択し,そのハードディスクの フォーマット情報を登録.接続するハードディスクを替えた場合,あるいは接続されて いるハードディスクのSCSI_IDを変更した場合にもこの作業が必要.ただし,接続され ていたハードディスクを取り外して使用する場合はこの作業は不要. パラメータの自動解析に失敗した場合には,付属ディスク内の"HDPARA.EXE"を使用して 解析する: 解析対象のハードディスクをもともとの環境で起動させ,付属ディスクからHDPARA.EXE を起動し,「HDパラメータ表示プログラム」の表示するパラメータ(シリンダ数, ヘッダ数,セクタ数)を書き取る.次いでそのハードディスクをWINnote 98に接続し, 「HDパラメータ自動解析プログラム」を起動,SCSI_IDを選択後,[HELP]キーを押して 修正モードに入り,先程書き取ったパラメータを入力,その後[f・1]キーを押してパラ メータの登録を行う.