SC-98III,SC-98IIIP,SC-98IIISB,SC-98IIIPSB (I・Oデータ) マルチベンダ・PnP対応のCバスSMIT SCSIボード(ハイレゾモードでは PnPモードは使用不可).SCSIコネクタの形状は,SC-98IIIとSC-98IIISB ではアンフェノールハーフピッチ50ピン,SC-98IIIPとSC-98IIIPSBでは Dサブハーフ50ピン.SC-98IIIとSC-98IIIPはセカンドバスTYPEIIベース ボード,またSC-98IIISBとSC-98IIIPSBはセカンドバスTYPEIIドータボード. 消費電力+12V=100mA,+5V=500mA.BIOS ROMのリビジョンが1.04以降で MMX Pentiumに対応するが,MMP Pentium搭載機では転送速度が落ちる. I・Oデータ製拡張BOXには非対応.またGA-968Vとの併用は不可.またSDB シリーズとの併用時,SDBシリーズサポートソフトがver. 1.80以降で なければSMIT転送で正常に動作しない(SC-98III(P)に接続したCD-ROMからの 読み出しができなくなる.リムーバブルメディア等は問題なし.またI/O転送 とDMA転送でも問題なし). BIOS ROM 1.14未満の場合,MMX-Pentium搭載機ではMOが使用できないという (なおSC-98IIでもMOは使用できないという). ボード上に2連ディップスイッチ1個と2本ジャンパスイッチ1個あり. 割り込みレベル,DMAチャネル,ROMアドレス,本体機種タイプ(ハイレゾ モード時),転送方式は,本体起動直後に[CTRL]+[GRAPH]+[S]を押すと 起動するセットアップメニューにて設定.セットアップメニューが表示 されない場合には,サポートソフトウェアディスクをFDDにセットして 再起動(再起動後"BIOSをアップデートしますか"と聞いてくるので,"N"を 選択). 割り込みレベルはINT 0(IRQ 3),INT 1 (IRQ 5),INT 2 (IRQ 6),INT 3 (IRQ 9) から,またDMAチャネルはCH 0またはCH 3から選択(PnPモード時は自動設定). また非PnPモード時のI/OポートアドレスはCC0h~CC7h固定.リソースの出荷時 設定はINT 0 (IRQ 3),DMA CH 3,ROMアドレス DC000h(ノーマルモード時) またはEC000h(ハイレゾモード時). HDDのパラメータ解析は,本体起動時のメモリカウント終了後,画面に [ID]と[Device]が表示されたら,[CTRL]+[GRAPH]+[P]を押すと起動する 自動解析ユーティリティを使用する.自動解析のパラメータ表示が実際の 容量よりかなり小さく表示される場合があるが,使用上は問題なし. 自動解析に失敗した場合には手動でパラメータを入力(HDDのメーカーに 問い合わせるか,マルチベンダ機能補助プログラムHDDPを使用する.HDDPは Windows95では使用不可). ・2連ディップスイッチS1:PnP/非PnPモードの切替  OFF-OFF=PnPモード  OFF-ON=非PnPモード ・2本ジャンパスイッチJ2(?):取説に機能の記載なし.出荷時設定:ショート 98JUNK.DOCではPC-98XAではオープンとあるが,筆者は実際の動作を確認 できていない. ※I・Oデータのウェブページで公開されている本ボードのサポートソフトは 差分形式のファイルであるが, PC-9821/9801スレッド Part48  http://web.archive.org/web/20120709030710/http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/i4004/1339486886/   の 503-507番の投稿, PC-9821/9801スレッド Part99  https://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/i4004/1709903105/285-286   の 285-286番の投稿, および リサイクル掲示板2005年1月分過去ログ の [9925] はじめまして の記事  http://ematei.s602.xrea.com/kakolog/200501.htm#9925 で,SC-98III(P)のサポートソフトを差分形式のファイルその他から生成する方法が 紹介されている(筆者自身は試していない).