RSA-98III, RSA-98III/S, RSA-98IIISB (I・Oデータ) PnP対応のCバス高速RS-232C拡張ボード(調歩同期).RSA-98III(2チャネル 搭載)ではボード上に4連ディップスイッチ2個あり(SW1はCh1に,SW2はCh2 にそれぞれ対応).またRSA-98III/S,RSA-98IIISB(1チャネル搭載)では4連 ディップスイッチ1個あり. シリアルコントロールLSIにTL16C550Cを採用し,CPUがPentium133MHz程度の 場合,Windows95で最大921.6Kbpsの転送速度で通信が可能(WindowsNT3.5では 最高230.4Kbps).出荷時設定はRSAモードであるが,MS-DOSアプリケーション の使用においては16550互換モード(PC-9821シリーズの2ndCCU相当)をサポ ート(最高115.2Kbps).最大消費電力+5V, 200mA. Windows95/NT3.5ではRSA-98IIIシリーズの複数枚使用は不可.また旧RSAシリ ーズ(RSA-98, RSA-98II/Sなど)との併用も不可.RSAモードで使用可能な MS-DOSアプリケーションはRSA-98IIIシリーズ添付のBIOSファンクションで 開発したもののみであり,またこの場合旧RSAシリーズとの併用は不可. ・4連ディップスイッチ:PnPモード,EEPROMアドレス(INTとI/Oポートアド  レスを保存するEEPROMにアクセスするためのI/Oポートアドレス)の設定 1:PnPモード/非PnPモードの設定 ON=PnPモード(出荷時設定) OFF=非PnPモード パソコン本体がPnPに対応していない場合,複数枚のRSA-98IIIシリーズを取り  付ける場合,16550互換モードで使用する場合,WindowsNT3.5でRSA-98IIIシリ  ーズ以外にPnPボードを使用する場合には非PnPモード. RSA-98IIIではSW1,SW2とも同一の設定とすること. 2:EEPROMアドレス(SW3,SW4で設定)有効/無効 ON=有効(出荷時設定) OFF=無効 3-4:EEPROMアドレス値 ON-ON:1ポート目(EEPROMアドレス0859H:RSA-98III SW1, RSA-98III/S,      RSA-98IIISB出荷時設定) ON-OFF:2ポート目(同0959H:RSA-98III SW2出荷時設定) OFF-ON:3ポート目(同0A59H) OFF-OFF:4ポート目(同0B59H) 複数枚のRSA-98IIIシリーズを取り付ける場合に設定必要.  RSA-98IIIのSW1, SW2は異なるEEPROMアドレスを設定すること. 非PnPモードで使用する場合,ボードのリソース値は添付の"RSASETUP.EXE"を使用 して設定する.16550互換モードで使用する場合,INT=1,I/Oポートアドレス=0230H に設定のこと(割り込みタイプ=Level).設定後は一旦電源を切らないと設定が 有効にならない. ※I/Oポートアドレス上位12ビットは00DH〜FFFHの間で設定可能(出荷時設定50EH, RSA-98IIIのSW2では51EH).下位4ビットはUARTコントロール用ポートではxx8H〜 xxFH(xはRSAモード,16550モードとも同一),各種設定用ポートではxxx0H〜xxx7H (詳細はマニュアルのレジスタ仕様を参照のこと). またWindows3.1で,高速シリアルポートに対応していないアプリケーションで高速 転送を行うには,添付ソフトのJetCOMを使用する. RSA-98IIIをWindows95でPnPモードにて使用する場合,INT(IRQ)は2つ使用するが, RSA-98III自体はINTが1つでも動作する.INTを空けたい場合には,デバイス マネージャ上で手動で2つのポートのI/Oポートアドレスをずらした後(COM番号の 小さい方のチャネルのアドレスを変更),INTを同じ値に設定する(COM番号の大き い方のチャネルのINTを番号の小さなチャネルのINTに合わせる).COM番号の大き い方のチャネルに!マークがつくが,動作は正常.非PnPモードに設定した場合, Ch1とCh2のINTが同じ値になるため,Ch2に!マークがつくが,他のボードとのリソ ースの競合やCh1とCh2とのI/Oポートアドレスの競合がない限り動作に支障なし.