PIO-DX134-4M (I・Oデータ) PC-9801DX専用内蔵増設RAMベースボード(4MB).PIO-EX134シリーズ という独自仕様のドータボードにより追加増設が可能.アクセス速度は 本体のマザーボードに装着された61SIMMと同等.61SIMMで追加増設を行う タイプの他社製内部増設RAMボード(メルコ製EDX-8000)のアクセス速度が CバスRAMボード並みなので,これはかなり速いと言える. LIM EMSは,ポート番号00E8H~00EBH,ウィンドウ数最大8,ウィンドウ サイズ16kB,ウィンドウアドレス00000H~FFFFFH. 設定用ポート番号10E0H~10E2H,メモリアクセス方式はインターリーブ, CPU 1/0ウェイト.パリティビットあり.消費電流最大600mA. PIO-EX134を追加増設した場合,付属ソフト(DX134.EXE,IBSET.EXE, TMDX.EXE)により設定(プロテクトモードメモリとEMSとの配分を指定) を行わないと増設分がプロテクトモードメモリとして認識されない(EMS としてのみ認識)(注1・2). 設定を行う場合はCバスメモリを抜き,設定後あらためて挿入してCバス ボードの設定をやり直す必要あり.なお本体直接実装54/61SIMMは PIO-DX134の設定時も抜く必要なし(自動的にプロテクトメモリとし て認識). PIO-EX134には2MBと4MBのものがあり,それらをPIO-DX134の上のスロ ット(スロットB)と下のスロット(スロットA)に挿すようになって いるが,組み合わせに制限がある(注3): メモリ容量: 4MB 6MB 8MB 10MB 12MB スロット A: X 2MB 4MB 4MB 4MB スロット B: X X X 2MB 4MB またこのボードを取り付けた場合,B0000H-BFFFFHの裏RAMを使用する プログラムは使用不可. 注1:PIO-RA134(RA21/51用),PIO-DA134(DA用)ではプロテクトメモリ    として認識されるので,ソフトによる設定は不要. 注2:同じI・OデータのCバスRAMボードであるPC34Rシリーズ用の設定ソフト   (本ウェブページの "PC34R-1M,PC34R-2M,PC34R-4M,PC34R-8M,    PC34R-12M,PC34R-16M,PC34R-32M" のスイッチ設定資料を参照)    も使用できる可能性があるが未確認. 注3:この組み合わせ制限はPIO-RA134やPIO-DA134でも共通.