PIO-9X34P-2ME, PIO-9X34P-4ME (I・Oデータ) CバスRAMボード.消費電流はPIO-9X34P-2MEでは390mA,PIO-9X34P-4ME では410mA.PIO-9X34P-2MEには2MB増設オプションPIO-EX34-2M増設用 コネクタあり.ボードの動作確認は,アドレス100000h以上の増設モード (プロテクトモード)ではIOS-10のTM9X34Pを,またI・Oバンク方式では IOS-10のTM9234を用いて行う. ボード上に2連ディップスイッチ1個,6連ディップスイッチ2個,3本 ジャンパスイッチ1個あり. ・2連ディップスイッチSW1:増設モード,パリティチェックの設定 1:増設モードの設定  ON■100000h以上の増設モード(プロテクトモード) (出荷時設定)  OFF■I・Oバンク方式 2:パリティチェック有効/無効の設定  ON■有効 (出荷時設定)  OFF■無効  ※100000h以上の増設モードでは必ずON.I・Oバンク方式ではOFF. ・6連ディップスイッチSW2:100000h以上の増設モード時のアドレスの  上位5ビット,本体機種の設定 1-2-3-4-5:アドレスの上位5ビットの設定 以下, 1-2-3-4-5■ノーマルモード時に本体起動時に表示されるメモリ     容量■ハイレゾモード時に本体起動時に表示されるメモリ容量     の順  OFF-ON-OFF-OFF-OFF■640KB■512KB (出荷時設定)  ON-ON-OFF-OFF-OFF■640KB+512KB■1024KB  OFF-OFF-ON-OFF-OFF■640KB+1024KB■1536KB  ON-OFF-ON-OFF-OFF■640KB+1536KB■2048KB  OFF-ON-ON-OFF-OFF■640KB+2048KB■2560KB  ON-ON-ON-OFF-OFF■640KB+2560KB■3072KB  OFF-OFF-OFF-ON-OFF■640KB+3072KB■3584KB  ON-OFF-OFF-ON-OFF■640KB+3584KB■4096KB  OFF-ON-O-ON-OFF■640KB+4096KB■4608KB  ON-ON-OFF-ON-OFF■640KB+4608KB■5120KB  OFF-OFF-ON-ON-OFF■640KB+5120KB■5632KB  ON-OFF-ON-ON-OFF■640KB+5632KB■6144KB  OFF-ON-ON-ON-OFF■640KB+6144KB■6656KB  ON-ON-ON-ON-OFF■640KB+6656KB■7168KB  OFF-OFF-OFF-OFF-ON■640KB+7168KB■7680KB  ON-OFF-OFF-OFF-ON■640KB+7680KB■8192KB  OFF-ON-OFF-OFF-ON■640KB+8192KB■8704KB  ON-ON-OFF-OFF-ON■640KB+8704KB■9216KB  OFF-OFF-ON-OFF-ON■640KB+9216KB■9728KB  ※PC-98XAでPC-98XA-01(256KB/512KB/768KB)と併用する場合には,   アドレスを連続させる必要があるため,一旦外して(注),本ボード   を増設した後のアドレスに設定. (注)この箇所の記述は取説の通り. 6:本体機種の設定  ON■PC-9801VX/UX (出荷時設定)  OFF■PC-9801/E/F/M/U/VF/VM/UV ・6連ディップスイッチSW3:バンク番号の設定 1:未使用(つねにOFF) 2-3-4-5:バンク番号の上位4ビットの設定 (1)PIO-9X34P-2Mの場合  OFF-OFF-OFF-OFF■00-0Fh (出荷時設定)  ON-OFF-OFF-OFF■10-1Fh  OFF-ON-OFF-OFF■20-2Fh  ON-ON-OFF-OFF■30-3Fh  OFF-OFF-ON-OFF■40-4Fh  ON-OFF-ON-OFF■50-5Fh  OFF-ON-ON-OFF■60-6Fh  ON-ON-ON-OFF■70-7Fh  OFF-OFF-OFF-ON■80-8Fh  ON-OFF-OFF-ON■90-9Fh  OFF-ON-OFF-ON■A0-AFh  ON-ON-OFF-ON■B0-BFh  OFF-OFF-ON-ON■C0-CFh  ON-OFF-ON-ON■D0-DFh  OFF-ON-ON-ON■E0-EFh  ON-ON-ON-ON■F0-FFh (2)PIO-9X34P-4Mの場合  OFF-OFF-OFF-OFF■00-1Fh (出荷時設定)  ON-OFF-OFF-OFF■20-3Fh  OFF-ON-OFF-OFF■40-5Fh  ON-ON-OFF-OFF■60-7Fh  OFF-OFF-ON-OFF■80-9Fh  ON-OFF-ON-OFF■A0-BFh  OFF-ON-ON-OFF■C0-DFh  ON-ON-ON-OFF■E0-FFh  ※すでに増設されているRAMのバンク番号は,IOS-10の動作確認   プログラムTM9234を実行すれば表示される.  ※PIO-9234-1.5M/3Mをすでに増設している場合には,増設された   バンク番号に続く4/8バンクは使用禁止. 6:つねにOFF ・3本ジャンパスイッチJP:本体機種の設定(出荷時設定:不明                    (マニュアルに記載なし)  ON■80286搭載機  OFF■8086/V30搭載ノーマルモード機,PC-98XA/XL/XL^2  ※カードエッジ側を右にボードを見た場合,上と中央のピンショート   がON,下と中央のピンショートがOFF.  ※PC-9801VX0/2/4の場合はONに設定し,スロット1以外のスロットに   装着.PC-9801VX01/21/41,UX21/41,PC-286Vの場合はJPの設定に   関わりなくどのスロットにも装着可能.  ※拡張I/Oユニットで使用する場合には必ずOFFに設定.  ※JPをONに設定すると,80286CPUモードでメモリアクセスの際に   倍速アクセス機能が働く.OFFではメモリアクセスに700nsを要するが,   ONでは300ns.ただしこの機能は080000〜09FFFFhのI・Oバンク方式   増設RAMに対してのみ有効. PC-9801/E/F/M/U/VF/VM/UVをNEC製増設RAMボードで512KB/640KBに増設 しており,本ボードをI・Oバンク方式増設モードで使用する場合,以下の 設定変更が必要.これにより00〜FFhのすべてのバンク番号が使用可能となる: ・PC-9801UV2+PC-9801-21+PC-9801-21  →本体内の128KB RAMモジュールを1個抜き,メモリ容量を512KBにする. ・384KBシステム+PC-9801-02/N/L(+PC-9805)  →PC-9801-02/N/Lの2本x6連ジャンパスイッチの4-10間をオープンにする  (3-9,5-11,6-12間ショートの状態). ・384KBシステム+PC-9801-31/41,384KBシステム+PC-9801-31+PC-9801-21  →PC-9801-31/41の2本x2連ジャンパスイッチSW2の512-640Kピンを   オープンにする. PC-9801/E/F/M/U/VF/VM/UVをI・Oバンク方式のRAMボードで640KBに増設して おり,本ボードをI・Oバンク方式増設モードで使用する場合,増設できる バンク番号には以下の制限がある: ・384KBシステム+PIO-9034-2,256KBシステム+PIO-9034-3,  128KBシステム+PIO-9134  →使用禁止バンク番号=01h〜7Fh,使用可能バンク番号=80h〜FFh ・384KBシステム+PIO-9234-0.25M  →使用禁止バンク番号=01h,使用可能バンク番号=02h〜FFh ・128KBシステム+PIO-9234-0.5M  →使用禁止バンク番号=01h,02h,03h,使用可能バンク番号=04h〜FFh ※PIO-9234(G)シリーズ増設RAMボードでバンクメモリを増設している場合  には,そのバンク番号はTM9234を実行すると画面に表示される.また  PIO-9234-1.5M/3Mの場合には,増設されたバンクに続く4/8バンクは  使用禁止バンクとなる.