PIO-9134,PIO-9134E (I・Oデータ) PC-9801/E/F/M用Cバス512KB増設RAMボード.PC-9801-02N/L2枚分に相当. 消費電圧電流=+5V,800mA. PC-9801-02N/L(256KB)と同じ使い方をする場合(標準増説モード)には 本ボードを1枚のみ増設可能.128KB単位のバンク切替モード(増設BANKモード) 用には4枚まで増設可能(+1枚でコンベンショナルメモリをフル増設可能). ただしPC-9801-02N/L(256KB)1枚との併用時に本ボードの半分(256KB)を 128KB単位でバンク切替して使用する場合(NEC併用BANKモード)には1枚のみ 増設可能.電源投入時には標準増設モードとなる. 基板上に8連ディップスイッチ1個と6連ディップスイッチ1個あり. ・8連ディップスイッチSW1:I/Oポートアドレスの設定 使用する全てのPIO-9134(E)で同一の設定とすること.  ディップ1 = 未使用,つねにOFF  ディップ2 = 2^1  ディップ3 = 2^2  ディップ4 = 2^3  ディップ5 = 2^4  ディップ6 = 2^5  ディップ7 = 2^6  ディップ8 = 2^7 でON=0,OFF=1 出荷時設定:OFF-ON-OFF-OFF-ON-OFF-OFF-OFF=x-0-1-1-0-1-1-1=0ECh ・6連ディップスイッチSW2:ボード番号,動作モードの設定(出荷時設定:すべてOFF) 1-2-3-4:増設BANKモードでのボード番号の設定(他のモードではすべてOFFに設定)  ON-OFF-OFF-OFF■ボード0  OFF-ON-OFF-OFF■ボード1  OFF-OFF-ON-OFF■ボード2  OFF-OFF-OFF-ON■ボード3 5-6:動作モードの設定  OFF-OFF■標準増設モード  ON-OFF■NEC併用BANKモード  OFF-ON■増設BANKモード  ON-ON■設定禁止 増設BANKモードでは,増設する本ボードに0〜3のボード番号を割り当て, さらに各ボードに対して128KB単位で0〜3のバンク番号を割り当て, 設定したI/Oポートアドレスに対する出力命令によりボード番号・バンク 番号・動作モードを指定して目的のボードを動作可能状態にする. 以下, ボード番号−バンク番号−出力命令で送出するデータ の関係: ボード番号 ----+----+----+----+---- | 0 | 1 | 2 | 3 --+-+----+----+----+---- バ|0| 80 | 90 | A0 | B0 ン|1| 81 | 91 | A1 | B1 ク|2| 82 | 92 | A2 | B2 番|3| 83 | 93 | A3 | B3 号| | 既にPC-9801-02N/L(256KB)が1枚のみ増設され,384KBの容量となって いる場合(注),最初に増設する本ボードはNEC併用BANKモードと標準 増設モードの2つのモードで使い分ける. 注:メモリの構成は以下の通り:  (1)00000h〜1FFFFh=標準実装分(128KB)  (2)20000h〜5FFFFh=PC-9801-02N/L+PC-9805/K(256KB)  (3)60000h〜7FFFFh=PIO-9134の256KB分  (4)80000h〜9FFFFh=PIO-9134の残り128KBx2分(2 電源投入時は標準増設モードで動作可能な状態となるので,そのまま(3)の 領域が使用可能. (4)の領域を使用する場合は,設定したI/Oポートアドレスに対し40h(バンク0) または41h(バンク1)を出力.標準増設モードに戻る場合には0を出力. ※取説6ページの図には,この場本ボードが4枚まで増設できるように書かれて  いるが,これは取説2ページの,NEC併用BANKモードで使用するPIO-9134は  あらかじめ設定した1枚のみという記述と矛盾するのではないか?