PC98M44 (Caravelle) 非マルチベンダバスマスタSCSI-2機能とサウンド機能とのCバス複合ボード. SCSIコントローラはWDC WD33C93BJMで,音源ICはYAMAHA YMZ263B-F(他に YM2203C用のパタンがある).Windows95には非対応.ボード上に8連ディップ スイッチ4個と,4連ジャンパスイッチ,2連ジャンパスイッチ,3本ジャンパ スイッチ,2本ジャンパスイッチ各1個あり. サウンド機能部は付属のAUDIOPAC.COMにより制御.音声ファイルは カノープス形式の音声ファイルの他,WAVE形式もサポート.サウンド機能部は 実質的に使いものにならない. ・8連ディップスイッチSW1:SCSI_ID,割り込みレベル,DMAチャネルの設定 1-2-3:SCSI_ID  ON-ON-ON:ID=7(出荷時設定) 4-5-6:割り込みレベル  OFF-OFF-OFF:INT0(IRQ3)  ON-OFF-OFF:INT1(IRQ5)  OFF-ON-OFF:INT2(IRQ6)  ON-ON-OFF:INT3(IRQ9)  OFF-OFF-ON:INT5(IRQ12)  ON-OFF-ON:INT6(IRQ13) 7-8:DMAチャネル  OFF-OFF:DMA0  ON-ON:DMA3 ・8連ディップスイッチSW2:ローカルメモリアドレス,本体機種の指定 1-2-3:ノーマルモード時のローカルメモリアドレス  OFF-ON-ON:\DC000-\DCFFF 4-5:ハイレゾモード時のローカルメモリアドレス  OFF-ON:\EC000-\ECFFF ※ノーマルモード,ハイレゾモードの両方に対応している機種では  1-2-3-4-5すべて設定のこと. ※PC-286L,LE,LF(拡張I/Oボックス使用),LPではOFF-ON-OFF-OFF-ON  に設定のこと. 6-7:本体機種  ON-ON:プロテクトモードをサポートしているノーマルモードの機種  ON-OFF:PC-9801VF,VM,UF,UR,UV,CV,N,NV(N,NVは拡張I/Oボックス      を使用),PC-286U(プロテクトモードをサポートしていな      い機種)  OFF-ON:PC-98XL,XL^2,RL,PC-H98(ノーマルモードとハイレゾ      モードの両方に対応している機種)  OFF-OFF:PC-98XA(ハイレゾモードのみの機種) 8:つねにON ・8連ディップスイッチSW3:I/Oアドレス,強制DMAモードの設定 1-2:I/Oアドレス  ON-ON:CC0,CC2,CC4  OFF-ON:CD0,CD2,CD4  ON-OFF:CE0,CE2,CE4  OFF-OFF:CF0,CF2,CF4 3-4:つねにON 5:強制DMAモード  ON:バスマスタ転送モード(出荷時設定,通常は変更しないこと)  OFF:強制DMAモード ※80286以前のCPUを搭載した機種ではバスマスタ転送モードに設定  した場合でもDMA転送となる. 6-7-8:つねにOFF-ON-OFF ・4連ジャンパスイッチSW4:ホールドリクエストチャネルの設定  1, 3ショート,2, 4オープン:ホールドリクエストチャネル1 (出荷時設定)  1, 3オープン,2, 4ショート:ホールドリクエストチャネル2 ・2連ジャンパスイッチSW5:変更禁止  1ショート,2オープン ・8連ディップスイッチDS1:サウンド機能部のI/Oポートスタート  アドレスの設定 スイッチの各ディップ(ON=0, OFF=1)がポートの上位アドレスの 各ビットに対応(ポートアドレスの下位2桁は18hに固定). 出荷時設定は,OFF-OFF-OFF-ON-ON-ON-OFF-ON(1-2-3はつねに OFF-OFF-OFF):4718h(この場合,4718h-471Fhが使用される). I/Oポートアドレスを出荷時設定から変更した場合には,AUDIOPAQ.COM 実行時にその値を入力する必要あり. ※割り込みレベル(出荷時設定=INT1)はドライバ起動時のオプション  スイッチにより設定. ・2本ジャンパスイッチ(J1)と3本ジャンパスイッチ(J2)の設定  内容は不明(出荷時設定ではすべてオープンらしい). ※本ボードとEMS対応増設RAMボード,FMサウンドボードの3枚の  同時使用は不可.また増設RAMボードのEMSのスタートアドレス  は\C0000に設定のこと.