LHA-203 (Logitec) マルチベンダ対応の92互換[パラメータモードで 自動 を選択すると92互換(HS=8:32) モードとなる].CバスバスマスタSCSI-2ボード.Windows95対応.PC本体に16MB以上のメモリが 内蔵されている場合でもバスマスタ転送が可能と思われる.SCSI BIOS ROM ver. 1.01 に よるHDD容量の認識上限は8GBという.ボード上に LHA-203 52240001-0 の文字列あり. SCSI BIOSでは80186以上の命令が使用されているため,DMA転送モードに設定した場合でも 8086機では動作しない筈である(注).  注:セットアップメニュー(後述)で設定される本体機種の選択肢にもPC-9801E/F/Mが    含まれていない.なおPC-98XA(ハイレゾ専用機.CPUは80286)の選択肢もない. ボード上に3本ジャンパスイッチSW1・SW2,2本×4連ジャンパスイッチSW3あり. シルク印刷によれば,SW1が 1-2:BIOS禁止/2-3:BIOS選択[出荷時設定(注):2-3ショート], SW2が 1-2:規定値/2-3:EEPROM(出荷時設定:1-2ショート),SW3が1/5:CH2/3/7:CH1 [出荷時設定(注):1と5をそれぞれショート].  注:筆者が見た本ボードの画像ではジャンパプラグによるジャンパポストのショート位置が    すべて等しく,故にそれらを出荷時設定と考える. 本体起動時,[CTRL]+[L]を押し続けて表示されるセットアップメニューで設定の殆どを行う. PC-9801BX2, BX3, PC-9821Ae, As3, Ce2では 拡張セットアップ 内の 特定機種の設定 が必要. またPC-9801RX, PC-H98S, PC-H98シリーズ, PC-286model 0では,拡張セットアップ 内の データ転送モード で I/Oモード を選択のこと. [CTRL]+[L]でセットアップが起動しなくなった場合は,ジャンパスイッチSW2のジャンパを 2-3ショートに設定後,[CTRL]+[L]を押しながら起動し,セットアップメニューの設定初期化 を実行すると出荷時設定に戻る.この作業後は必ずセットアップを保存終了し,ジャンパ スイッチSW2を1-2ショートに戻すこと. 起動時のデバイススキャン表示(Device searching... ID:0 1 2 …)でID番号の下に 表示されるアルファベット(N,F,L)について:   N:92互換パラメータ   F:固定値(マルチベンダ手動設定?)   L:Logitec仕様(モードセンス取得モード?,LHA-202以前と同じ?)