IF-2768 (ICM) マルチベンダ対応のCバスバスマスタSCSI I/F.メモリを16MB以上搭載している 本体でもバスマスタ転送が可能(注).BIOS ROMのリビジョンが2.00以降で Windows95対応.  注:エマティなリサイクル --> 研究発表会 --> 16MB越えバスマスター    SCSIインターフェース(http://ematei.s602.xrea.com/kenkyu/16mb.html)    の記事での見解に基づく.しかしマニュアルにはメモリが16MB以上の場合    にはバスマスタ転送ができないと記載されているという.ボードの実際の    動作がマニュアルに記載されている公式の説明と異なっているのか,    BIOS ROMのリビジョンによりボードの挙動が異なるのかは不明.    上記の記事における "バスマスタ転送" の定義の問題にも注意すべきである. Windows95対応版には,外部SCSIコネクタ脇に朱色の地に白抜きでMの文字が印刷 された丸いシールが貼られている. ボード上に8連ディップスイッチ1個と10本ジャンパスイッチ1個あり. 割り込みレベル,DMAチャネル,転送モード等の設定は,本体起動/リセット時 に[CTRL]+[S]キーを押したままにすると表示される設定メニュー画面にて設定. クイックフォーマットおよびディスクパラメータは接続するHDDごとに設定可能. ディスクパラメータが"ANL"に設定されている場合,本体起動時にHDDパラメータの 自動解析が行われる.HDDパラメータ解析プログラムを手動で起動させるには, 本体起動/リセット時に[CTRL]+[A]キーを押したままにする. ・8連ディップスイッチSW1:本体機種の設定  OFF-ON-ON-OFF-ON-ON-ON-ON■ノーマルモードのみの機種 (出荷時設定)  OFF-ON-ON-OFF-ON-OFF-ON-ON■ノーマル/ハイレゾ共用機  ※メモリアドレスはノーマルモード時DC000h~DCFFFh,ハイレゾモード時EC000h~ECFFFh. ・10本ジャンパスイッチ:機能不明  つねに出荷時設定(4-5,9-10間ショート)で使用のこと ---------------------------------------------------------------------------- 【以下はIF-2767/2768/2769共通】 PC-9821V7以降のVALUESTAR,PC-9821Xa7e/Xb10以降のMATE-X,PC-9821Cb3 以降のCanBeではCバスの仕様が変更されたため,IF-2767/2768/2769を バスマスタモードで使用する場合には,PC本体のCバスメモリリフレッシュ 信号を出力する必要あり.Cバスメモリリフレッシュ信号は, 本体起動時に[ESC]+[HELP]+[5]を押したままにすると送出, 本体起動時に[ESC]+[HELP]+[6]を押したままにすると停止 される.Cバスメモリリフレッシュ信号を送出した(ONにした)場合の問題点 と対策は以下の通り: (1)EMM386.EXEが組み込まれていない場合に正常動作しない  →CONFIG.SYSにEMM386.EXEを組み込む.ただしNEC製MS-DOS付属のEMM386.EXE   以外の他社製EMSメモリマネージャは動作保証されていない.なおマイクロ   ソフト版およびNEC版のWindows95では,システムにEMM386.EXEの機能が   組み込まれているためEMM386.EXEをあらためて組み込む必要はない. (2)Windows95のセーフモードで正常動作しない  →セーフモードで起動する場合にはCバスメモリリフレッシュ信号を停止し,   本ボードのデータ転送方式をFIFOまたはDMAに設定. (3)MS-DOS ver.5.0/5.0AでDPMI(MS-DOS版一太郎ver.5等が使用)を使用すると   ハングアップ  →MS-DOS ver.6.2以上を使用する.NEC以外のメーカーのDPMIドライバは   動作保証されていない. ※これらの問題点は,IF-2767/2768/2769の使用/不使用にかかわらず発生する.