EP-RB8 (I・Oデータ) エプソン製デスクトップ機,PC-386P, PC-486P/SE/SR/FE/FR/FS/MU/MR/MS/MV/RS 用内蔵RAMベースボード.純正RAMベースボードPCRB01の対抗製品であるEP-RB01の 一つ前のモデルらしく,PCRB01の一つ前のモデルであるPCRB8がそれ自身2MBとの 情報があるので[0MBとの情報もあり,恐らくはそちらの方が正しいのではないか (本ウェブページの PCRB01, PCRB8(EPSON)のスイッチ設定表を参照)],これ 自身には2MB程度(4MBとする資料もあり,本ウェブページの別な記事では長く それに従った記述をしてしまっていた)のメモリが搭載されているのではないかと 考えていたが,ボード上にメモリチップは実装されていないとの決定的な情報が 出たことから,これ自体は0MBと断定される(ヤフーオークションの出品物の説明文 にも,これ自身は0MBと取れる書き方をしているものがあった). ロータリースイッチのある側と反対側のフレームへの固定金具の下の基板上にEP-RB8の 文字列がある.2つのSIMMソケット(SIMMソケットを4本とする資料があるが,ヤフー オークションの出品物画像を見ると2本である)にはエプソン仕様SIMMのみ装着可能. PC-386Pでは1枚単位で,それ以外の機種では同容量のSIMMを2枚一組で増設(1MB,2MB, 4MBのSIMMが使用可能とする資料があり,ここでもそれに従ったが,1MBのSIMMが使用 できるかについては筆者は若干懐疑的である). ボード上に6連ディップスイッチ1個とロータリースイッチ2個,3連ジャンパスイッチ 2個あり. 6連ディップスイッチとロータリースイッチの設定は,EP-RB01と共通ではないかと 思われる.I・Oデータ製のエプソン仕様SIMMを2枚装着し(2MB×2枚または4MB×2枚の 構成),PC-486PとPC-486SEでそれぞれ使用されていたという2件のヤフーオークション 出品物の画像では,ともに6連ディップスイッチはOFF-OFF-OFF-OFF-OFF-OFFで,ロータリー スイッチは2と0(本体起動時にカウントされるメモリ量が640+1024KB時の設定) であった. また3連ジャンパスイッチは,上記の2件のヤフーオークション出品物のいずれにおいても "I・O DATA I・O91019 9301 E19" と書かれた大きなQFPチップ側の2本ショートの 設定だった.