EIF-98FB (ELECOM) PC-9801FA/FS/FX,MATE-AのSCSI専用スロットに挿すSCSI I/F.PC-98FA-02と ハードウェアコンパチブル.サウンドボードの使用時にはEMSボードと本ボード との混在使用不可.EMSドライバを使用する場合,EMSのページフレームを 本ボードのROMアドレスと重ならないように設定すること. 最終ROMは2.30らしいが,1GB以上のHDDに対応しておらず[筆者のテストでも, NEC製D3872(312MB)は正しく認識したものの,IBM DPES-31080(1034MB)は 容量を170MBと誤認識した],ROMのバージョンアップで対応させることも不可能. またELECOMは本ボードをWindows95非対応としていた. MATE-Aではシステムセットアップメニューで内蔵固定ディスクを "切り離す" の 設定にすると,内蔵固定ディスクがIDE HDDの場合でも,専用SCSI I/Fに接続された ファイルスロットSCSI機器や外付けSCSI機器も切り離されてしまう. これはPC-9821Ap2/As2,PC- 9821An,PC-9821Ap3/As3の各機種のガイドブックに 記載があるが,平成5年2月の日付のある3枚の正誤表を含め,PC- 9821Ap/As/Ae ガイドブックには記載がない. ボード上に8連ディップスイッチ2個と3本ジャンパスイッチ3個あり. ・8連ディップスイッチSW1:SCSI ID,割り込みレベル,DMAチャネルの設定 1-2-3:SCSI IDの設定  OFF-OFF-OFF■0  ON-OFF-OFF■1  OFF-ON-OFF■2  ON-ON-OFF■3  OFF-OFF-ON■4  ON-OFF-ON■5  OFF-ON-ON■6  ON-ON-ON■7 (出荷時設定) 4-5-6:割り込みレベルの設定  OFF-OFF-OFF■INT 0 (出荷時設定)  ON-OFF-OFF■INT 1  OFF-ON-OFF■INT 2  ON-ON-OFF■INT 3  OFF-OFF-ON■INT 5  ON-OFF-ON■INT 6 7-8:DMAチャネルの設定  OFF-OFF■DMA 0  ON-ON■DMA 3 (出荷時設定) ・8連ディップスイッチSW2:ROMアドレスの設定 1-2-3:ROMアドレスの設定  OFF-OFF-OFF■D0000h~D0FFFh  ON-OFF-OFF■D2000h~D2FFFh  OFF-ON-OFF■D4000h~D4FFFh  ON-ON-OFF■D6000h~D6FFFh  OFF-OFF-ON■D8000h~D8FFFh  ON-OFF-ON■DA000h~DAFFFh  OFF-ON-ON■DC000h~DCFFFh (出荷時設定)  ON-ON-ON■DE000h~DEFFFh 4-5-6-7-8:つねにOFF-ON-ON-ON-ON ・3本ジャンパスイッチSW3,SW4:I/Oページアドレスの設定  以下, SW3■SW4■I/Oページアドレス の順:  1-2ショート■1-2ショート■CC0h (出荷時設定)  2-3ショート■1-2ショート■CD0h  1-2ショート■2-3ショート■CE0h  2-3ショート■2-3ショート■CF0h ・3本ジャンパスイッチSW8:転送モードの設定  1-2ショート■DMA転送  2-3ショート■DMA/FIFO自動切替(OS/2ではDMA転送,それ以外のOSではFIFO 転送:出荷時設定) ■クイックブート機能 クイックブート機能とは,本ボードで設定したID番号より後の番号のチェック を省略する機能.これによりシステム起動までの時間を短縮できる. 接続したSCSI機器のID番号の最大値+1のID番号を設定し,PCの電源を入れると クイックブート機能が動作する.この機能が使えるのはMS-DOSのみ(OS/2など ではID=7で使用のこと). ■クイックフォーマット機能 クイックフォーマット機能とは,MS-DOSによる初期化と領域確保を高速に実行する 機能. MS-DOSのFORMAT/Hコマンドでフォーマット画面が表示されたら[カナ]キーを押し, 後は初期化 --> 領域確保と進む. ※本資料はAPさんに譲っていただいた取説に基づいていますので,スイッチ設定に  関する部分は,どるこむの過去ログ,"[22304] EIF-98FB"  (http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/98maniacs/22304.html)  にあるものと同じ筈です.