B55F-BMN (テクノジャパン) PC-9801FA/FS/FX,MATE-AのSCSI専用スロットに装着するSCSI I/F. メーカーは不明.98JUNK.DOCでは型番の似たCバスSCSI I/FのB55BMNをニューテック製 としているが,ヤフーオークション等でテクノジャパン製のPC-9801FA/FS/FX,MATE-A 用内蔵SCSI HDDユニット(TR-125S等)とセットで売られているケースをいくつか確認 していることから,本ボードもテクノジャパン製と考えておく【追記:"笛を吹く男" の 同人誌,"PC-9821 A-MATEの本(資料編)" にテクノジャパン製との記述があるとのこと】. 筆者のテストでは,MS-DOS 5.0AHでNEC製D3872(312MB)は正しく認識したものの, IBM DPES-31080(1034MB)は容量を170MBと誤認識した.MS-DOS 6.2では使用できない との情報があるが,筆者は自身での確認は行っていない. ボード上に8連ディップスイッチ2個と3本ジャンパスイッチ3個あり. 取説がないので各スイッチの設定内容は不明.手元のものの各スイッチの状態は 以下の通り.なおSW1はSW8や発信子,SCSIコントローラ(AM33C93A-20JC)側(基板 正立時に下側)の8連ディップスイッチ. ・8連ディップスイッチSW1 = ON-ON-ON-ON-ON-OFF-OFF-OFF ・8連ディップスイッチSW2 = OFF-ON-ON-OFF-ON-ON-ON-ON ・3本ジャンパスイッチSW3/SW4 = 1-2間ショート            SW8 = 2-3間ショート           (SW5/SW6/SW7はパターンのみ存在) 追記:本ボードはこれまで,筆者自身の所有するものの他に,ヤフーオークションで6枚,    ヤフーフリマで2枚,ツイッターで1枚確認している.9枚中7枚のボードではSW2と    SW3/SW4/SW8は筆者所有のものと同じ設定だったが,そのうち3枚のボードでは,    SW1の設定が,       SW1 = ON-OFF-OFF-OFF-OFF-OFF-ON-ON(注) または       SW1 = ON-ON-ON-ON-ON-OFF-ON-ON あるいは       SW1 = ON-ON-ON-OFF-OFF-OFF-ON-ON    と,筆者所有のものと異なっていた.      注:この設定でPC-9821Apで動作したとの報告がある.しかし筆者がPC-9821As2       (ノーマルモード)で本ボードのデータ転送速度の調査を行った際には,       本ボードのSW1は上記の設定のままだった.    また残りの2枚のボードでは,SW1とSW3/SW4/SW8は筆者所有のものと同じ設定だったが,    SW2の設定が,一方のボードでは,       SW2 = ON-ON-ON-OFF-ON-ON-ON-ON    また他方のボードでは,       SW2 = OFF-ON-ON-OFF-ON-ON-OFF-ON    と,筆者所有のものと異なっていた. MATE-Aではシステムセットアップメニューで内蔵固定ディスクを "切り離す" の設定に すると,内蔵固定ディスクがIDE HDDの場合でも,専用SCSI I/Fに接続されたファイル スロットSCSI機器や外付けSCSI機器も切り離されてしまう.これはPC-9821Ap2/As2, PC- 9821An,PC-9821Ap3/As3の各機種のガイドブックに記載があるが,平成5年2月の 日付のある3枚の正誤表を含め,PC- 9821Ap/As/Aeガイドブックには記載がない.