AV-100HC,AV-120HC,AV-200HC,AV-340HC (Caravelle) HDDをボード上に搭載した非マルチベンダCバスバスマスタSCSI I/F. AV-040HCという型番のものも存在するが,スイッチ設定が共通かは不明. 外部SCSIコネクタはアンフェノールハーフ50ピン.AV-100HC,AV-120HC, AV-200HC,AV-340HCの4機種のアイドル時消費電力は順に0.8W,1.6W, 0.8W,1.3Wで,リードライト/シーク時消費電力は順に3.5W/2.2W, 2.0W/2.2W,3.5W/2.2W,2.7W/3.5W,スタンバイ時消費電力は順に 0.15W,1.6W,0.15W,0.4W.PC-9801/E/F/M/U,PC-286C,SCSI I/F 標準搭載機種,エプソン製98互換機のSCSI HDD内蔵機種には非対応. 512KBセクタ固定. 対応OSは,MS-DOS ver.3.3B/3.3C/3.3D/5.00/5.0A, OS/2 ver.1.0A/1.1A/1.21/1.21B,PC-UX rel.3.0A/3.0B/3.2. 本ボードとEMS対応のRAMボードとFMサウンドボードの3枚同時使用は 不可.EMS対応のRAMボードではEMSの開始アドレスをC0000hに設定のこと. 装着可能なCバススロットに制約のある機種があるので注意のこと. また外付けFDD I/Fと併用する場合にはFDD I/F上のスイッチ設定の変更 を必要とする場合がある. V30搭載機で使用する場合にはカードエッジ脇のスイッチピンを撤去する こと. ボード上に8連ディップスイッチ2個,4連ディップスイッチ1個, 2本x4連ジャンパスイッチ1個,3本ジャンパスイッチ1個,2本x3連 ジャンパスイッチ1個,2本x2連ジャンパスイッチ1個あり. ・8連ディップスイッチSW1:I/F部のSCSI ID,割り込みレベル,  DMAチャネルの設定 1-2-3:I/F部のSCSI IDの設定  ON-ON-ON-ON■7 (出荷時設定)  通常は出荷時設定のまま使用のこと. 4-5-6:割り込みレベルの設定  OFF-OFF-OFF■INT0 (IRQ 3)  ON-OFF-OFF■INT1 (IRQ 5)  OFF-ON-OFF■INT2 (IRQ 6)  ON-ON-OFF■INT3 (IRQ 9) (出荷時設定)  OFF-OFF-ON■INT5 (IRQ 12)  ON-OFF-ON■INT6 (IRQ 13) 7-8:DMAチャネルの設定  ON-ON■#3  OFF-OFF■#0 (出荷時設定) ・8連ディップスイッチSW2:ローカルメモリアドレスと本体機種の設定 1-2-3:ノーマルモードのローカルメモリアドレス  OFF-ON-ON■DC000h~DCFFFh (出荷時設定) 4-5:ハイレゾモードのローカルメモリアドレス  OFF-ON■EC000h~ECFFFh (出荷時設定) 6-7:本体機種の設定  OFF-OFF■PC-98XA  ON-OFF■V30搭載機(プロテクトモード非サポート機種)  OFF-ON■ノーマル/ハイレゾ両モードを持つ機種  ON-ON■プロテクトモードをサポートしているノーマルモードのみ      の機種 (出荷時設定) 8:つねにON ・4連ディップスイッチSW3:HDD部のSCSI IDの設定  OFF-OFF-OFF-OFF■0 (出荷時設定)  ON-OFF-OFF-OFF■1  OFF-ON-OFF-OFF■2  ON-ON-OFF-OFF■3  OFF-OFF-ON-OFF■4  ON-OFF-ON-OFF■5  OFF-ON-ON-OFF■6 ・2本x4連ジャンパスイッチJP1:ホールドリクエストチャネルの設定 ホールドリクエストチャネルとは,バスの使用権をCPUから切り離して 占有使用する場合のリクエストチャネル.  1-8ショート,2-7ショート■ホールドリクエストチャネル1 (出荷時設定)  3-6ショート,4-5ショート■ホールドリクエストチャネル2 本ボードの他にホールドリクエストチャネルを使用するI/Fがある 場合にはホールドリクエストチャネル2に設定. ・3本ジャンパスイッチJP2:つねに中央ピン-1ピン間ショート(変更禁止) ・2本x3連ジャンパスイッチJP3:I/Oポートアドレス,転送モードの設定 (1)I/Oポートの設定  2-5,3-4ショート■CC0h,CC2h,CC4h,CC6h (出荷時設定)  2-5ショート,3-4オープン■CD0h,CD2h,CD4h,CD6h  2-5オープン,3-4ショート■CE0h,CE2h,CE4h,CE6h  2-5オープン,3-4オープン■CF0h,CF2h,CF4h,CF6h (2)転送モードの設定  1-6オープン■バスマスタ転送  1-6ショート■強制DMA転送 80386/80486機のみで有効.V30機では転送モードの設定にかかわりなく I/Oストリング転送,また80286機ではDMA転送となる.またOS/2とPC-UXではDMA転送となる. ・2本x2連ジャンパスイッチJP4:つねに1-4間ショート(変更禁止)