CPUが286-486のPC-98用のCPUアクセラレータのスイッチ設定です.対応する本体はエマティなリサイクル --> 研究発表会 --> 8086/V30/286機用CPUアクセラレータ対応表 ,386SX機用CPUアクセラレータ対応表 ,386DX機用CPUアクセラレータ対応表 ,486機用CPUアクセラレータ対応表 で確認して下さい(注). 注:これらの表は,筆者が用意したデータをエマティ・なにわさんにhtml化していただき,多くの方々のご協力をいただきながら改訂を繰り返してきたものです.エマティ・なにわさんには記事の譲渡の許可をいただいており,筆者も誤記(これは筆者の責任です)の訂正とデータの追加を行った上でこれらを本ウェブページに掲載するつもりで準備しておりましたが,データ収集の際に参照したウェブページと雑誌の書誌情報に一部控え漏らしがあることが判明し,また今となってはそれらをすべて明らかにすることも叶いませんので,これらを本ウェブページの記事に含めることは断念しました.上記の記事をご覧になる際には,若干の誤記と遺漏があることをご承知おき下さい. ※PC/AT互換機用のいくつかの電圧・倍率変換"ゲタ"のスイッチ設定情報が,SANDY55の旧記事,Interposer, "下駄", & Processor UpGrade For 486/5x86 CPU にありますが,Internet Archiveに保存された記事のため,画像が失われてしまっています.またSANDY55の同じく旧記事である386 CPU Upgrade には,PC/AT互換機用のいくつかの386SX/386DX用CPUアクセラレータの情報がありますが,こちらも残念ながら画像が失われてしまっています(筆者はこれらの記事も上記のCPUアクセラレータ対応表に組み込むべく,データを保存していましたが,改訂の機会を持てずにいます). ■PK-X486S50(-L) (I・Oデータ) 4連dip SW 出荷時設定:ON-OFF-OFF-OFF ・SW1:コプロセッサ使用/不使用 ON=使用 OFF=不使用 ・SW2:未使用(つねにOFF) ・SW3:未使用(つねにOFF) ・SW4:未使用(つねにOFF) ※I・Oデータ製汎用増設RAMボードと併用する場合: PIO-9234P,9X34,9X34P:ジャンパをOFFにする. PIO-9234G,9834L:80286ジャンパをOFFにする. PIO-PC34E/H/HX:80286スイッチをOFFにする. PIO-PC34N/F/FX:SW1の2と3をOFF(通常アクセス)にする. PC34R:通常アクセスにする. (RAMボードに付属の「旧MEMORY SERVER」または「ハードウェアセットアップディスク」を使用) なお製品付属のキャッシュドライバの代わりにキャッシュを有効にするフリーソフトが,DさんのGoogleドライブ --> IBM486と,kuran_kuranさんのgithub(PK-486S50 Enable cache tool)で提供されている.またVectorにあるVEM486もこの目的で使用できるかもしれない. ■HRX-C12Q (メルコ) JP1:ウェイト挿入 出荷時設定=ショート PCの動作が不安定となる場合はジャンパプラグを抜く. ■PK-X486Sシリーズ タイプA(I・Oデータ) PK-X486SL, PK-X487SL, PK-X486SG, PK-X487SG 搭載CPUはCx486DLCまたはTX486DLC ・SW1:未使用(つねにOFF) ・SW2:コプロセッサの有無 ON=コプロセッサあり OFF=コプロセッサなし ・SW3:本体機種の設定 ON=PC-9801DX OFF=PC-9801VX, UX, EX, RX ・SW4:未使用(つねにOFF) (このデータはGELさんよりいただきました) ■PK-X486Sシリーズ タイプB(I・Oデータ) PK-X486/87SL 搭載CPUはCx486DLCまたはTX486DLC ・SW1:コプロセッサの有無 ON=コプロセッサあり OFF=コプロセッサなし ・SW2:未使用(つねにOFF) ・SW3:未使用(つねにOFF) ・SW4:未使用(つねにOFF) (このデータはGELさんよりいただきました) ■Viper-jet TYPE 1/TYPE 2 (アセットコア・テクノロジー) "TYPE1","TYPE2"という文字が正立する向きで基板を見ること (TYPE1,TYPE2と書かれたオレンジ色のシールが貼られたチップが基板の右上に,三端子レギュレータが基板の左上に,CPUが基板の左下に,dip SWが基板の右下にそれぞれ来る向きに). 縦に2つ並んでいるJPのうち,上がJP2,下がJP1,またJP1の右隣がJP3. dip SWは横に2つ並んでいるが,左がSW2で右がSW1. それぞれのJPの設定で,"上"とは3本並んでいるピンの上2本をショート,"下"とは下2本をショートの意. (1)出荷時設定(ノーウェイト) JP1_下/JP2_下/JP3_下 SW1_1-8すべてOFF/SW2_1-7 OFF,8のみON SW1の1-2,SW2の4-8は変更禁止 ※JP1はCPU切り替え用: JP1が下の場合はVIPER-jet上のIBM486SLC2が,上の場合はPCの386SXがそれぞれ動作 (2)SW1の3-8:ウェイトを入れるバスサイクルの種類の指定 ウェイト挿入はON,ウェイトを入れない場合はOFF 3:バンクRAM領域アクセス時 4:拡張ROM領域アクセス時 5:コプロセッサを除くすべてのI/Oアクセス時 6:グラフィックI/Oアクセス時 7:RS-232C,プリンタI/Oアクセス時 8:ユーザ開放のI/Oポートアクセス時 SW1の5をONにした場合はSW1の6-8の設定は無効 (3)SW2の1-3,JP1,JP3:ウェイトの幅の指定 以下,SW2の1-3/JP2/JP3■特定のバスサイクルに挿入されるウェイト数/それ以外のバスサイクルに挿入されるウェイト数 の順 OFF-OFF-OFF/下/下■0/0 OFF-OFF-ON/上/上■1/1 OFF-ON-OFF/上/上■2/1 OFF-ON-ON/上/上■3/1 ON-OFF-OFF/上/上■4/1 ON-OFF-ON/上/上■5/1 ON-ON-OFF/上/上■6/1 ON-ON-ON/上/上■7/1 以下(2)と(3)の組み合わせ: 【バンクRAM領域(080000H-09FFFFH),拡張ROM領域(0C0000H-0DFFFFH)】 これらの領域を使用する拡張ボードのメモリマップドI/Oアクセスにウェイトを入れるかどうか指定. 拡張ボードや周辺機器が正常動作しない場合はSW1の3と4をONにし,SW2,JP2,JP3でウェイトを調整. 【コプロセッサを除くすべてのI/O】 コプロセッサを除くすべてのI/Oアクセスにウェイトを入れるかどうか指定. 拡張ボードや周辺機器が正常動作しない場合はSW1の5をONにし,SW2,JP2,JP3でウェイトを調整. ただしSW1の5をONにした場合はSW1の6-8の設定は無効. 【グラフィックI/O】 グラフィックI/Oアクセスにウェイトを入れるかどうか指定. グラフィック画面が乱れる場合はSW1の6をONにし,SW2,JP2,JP3でウェイトを調整. 【RS-232C,プリンタI/O】 RS-232C,プリンタI/アクセスにウェイトを入れるかどうか指定. 特定のアプリケーションにおいてプロテクトキーが認識されない等の場合にSW1の7をONにし,SW2,JP2,JP3でウェイトを調整. 【ユーザ開放のI/Oポート】 ユーザ開放のI/Oポートアクセスにウェイトを入れるかどうか指定できる. 拡張ボードや周辺機器が正常動作しない場合はSW1の8をONにし,SW2,JP2,JP3でウェイトを調整. ※付属のキャッシュコントローラ,"JET486.exe"のオプションスイッチについては,"JET486.DOC"というドキュメントファイルにマニュアルと同じ記述あり. ※※Viper-jet TYPE 3はPC-386GE一機種専用のため,基板上に設定用スイッチは一切存在しない. ■HDL-16W/20W (メルコ) JP1:ウェイト挿入 出荷時設定=ショート PCの動作が不安定となる場合はジャンパプラグを抜く. ■PK-A486BL60/BL75(-L) (I・Oデータ) 4連dip SW 出荷時設定=すべてOFF ・SW1:I/O操作時のメモリフラッシュ機能 ON=DMA+I/Oリード/ライト OFF=DMA ・SW2:クロック倍比設定(PK486BL.COMと併用のこと) ON=Turboモード(2,4倍から選択:デフォルトは4倍 <-- 4倍は動作保証外) OFF=通常モード(1,2,3倍から選択:デフォルトは3倍) ・SW3:コプロセッサ使用/不使用 ON=コプロセッサ使用 OFF=コプロセッサ不使用 ・SW4:未使用 PK486BL.COMのオプションスイッチによりCPU動作モードを設定 ■EUD-F/Q/H/HP (メルコ) JP1:PC本体の選択 1-2ショート=DA 2-3ショート=RA21/51 EUD-Qの4連dip_SWの設定は不明:出荷時設定ではすべてOFF,設定変更できないようSWにオレンジ色のセロファンが貼ってある. ■HDA-20W/C20W (メルコ) JP1:ウェイト挿入 PCの動作が不安定となる場合はジャンパプラグを抜く. ■HYPER CPU486DX2(KSP) 本体のCPUソケットに挿す部分を右上に,i486DX2-50MHzを左下に基板を見た場合,下側の5連ディップスイッチがS1(出荷時設定=すべてON),上側の6連ディップスイッチがS2(出荷時設定=OFF-ON-OFF-ON-OFF-ON) ※ON=ディップが上側 S1:キャッシュメモリコントロールの設定 ・SW1:84000H-9FFFFH バンクRAM領域の一部のキャッシュング指定 ・SW2:80000H-83FFFH バンクRAM領域の一部のキャッシュング指定 ・SW3:C0000H-DFFFFH 拡張ROM領域のフラッシュ指定 ・SW4:E8000H-F7FFFH ROM BASIC領域のキャッシュング指定 ・SW5:A0000H-BFFFFH グラフィックVRAM領域の一部のキャッシュング指定 S2:倍速モード切替/タイミングの設定 ・SW1,SW2:タイミングスイッチ 起動しない場合SW1とSW2のON・OFFを反転 ・SW3,SW4,SW5,SW6:倍速クロック切替スイッチ 出荷時設定の状態で標準クロックモード SW3-6のON・OFFを反転させると倍速クロックモードとなる (本体のクロックが16MHzの時にi486-33MHzを32MHzで使うためのもの) PC-H98において起動しない場合,一度リセットをかけること.またPC-H98model70は個体差により動作しない場合あり. (このデータはサトルシャンさんよりいただきました) ■Turbo-486DX(京都マイクロコンピュータ) DA/RA用のものとRL用のものとでは基板の形状が異なる模様.取説の図によれば,RLとDA/RAの386ソケットはフロントパネル側から見て向きは同じだが位置が異なり,RLでは右寄り(本体の中央付近でFDDの左),DA/RAでは左端なので,RL用のものは左に延びた形,DA/RA用は右に延びた形になっている模様. 5連dip SW, 初期設定:DA/RA=ON-OFF-OFF-ON-ON, RL=OFFーOFF-OFF-OFF-ON ・SW1:84000H-9FFFFHのメモリのキャッシュ ON=する OFF=しない 初期設定:DA/RA=ON, RL=OFF ・SW2 DA/RA:80000H-83FFFHのキャッシュ ON=する OFF=しない RL:A0000H-BFFFFHのメモリのキャッシュ ON=する OFF=しない 初期設定:DA/RA, RLともにOFF ・SW3:C0000H-DFFFFHのメモリアクセスでキャッシュをフラッシュ ON=しない OFF=する 初期設定:DA/RA, RLともにOFF ・SW4 DA/RA:E8000H-F7FFFHのメモリのキャッシュ ON=する OFF=しない RL:E8000H-F7FFFHのキャッシュ指定とE4000H-EFFFFHのメモリアクセスでキャッシュをフラッシュ ON=キャッシュする・フラッシュしない OFF=キャッシュしない・フラッシュする 初期設定:DA/RA=ON, RL=OFF ・SW5:つねにON (このデータはaochanさんよりいただきました) ※Turbo-486DX40,Turbo-486EX model50,Turbo-486EX model66のスイッチ設定情報はFLIGHT SIM HERITAGE --> CPUアクセラレータ に掲載されています. ■HAS-33TP(メルコ) JP3_JP4:ソケットの選択 1-2_1-2=CPUソケット 2-3_2-3=ODPソケット ■HAS-33QP(メルコ) JP3:本体機種の指定 1-2=出荷時設定(=PC-9821Ap/As以外の機種) 2-3=PC-9821Ap/As ■HFA-16W, HFA-16Q(メルコ) 8連dip SW,出荷時設定=すべてON ・SW1:本体機種の指定 ON=PC-9801FA OFF=PC-496GF, PC-H98model80 ・SW2:I/Oポートキャッシュフラッシュの可否 ON=キャッシュフラッシュ許可 OFF=キャッシュフラッシュ禁止(プリンタ,RS-232Cにアクセスするプログラムの動作が不安定な場合はOFF) ・SW3:つねにON ・SW4:I/Oポートウェイト設定 ON=ウェイト挿入せず OFF=ウェイト挿入 ・SW5:つねにON ・SW6:タイミング調整 動作が不安定な場合にはOFF ・SW7:つねにON ・SW8:つねにON ■HBX-25T(S)(メルコ) JP1_JP2:変更禁止 出荷時設定(ともに2-3間ショート)のまま使用のこと ■EUB-HP (メルコ) JP1:マニュアルに記載なし 基板上のシルク印刷によれば,1-2ショート=x3,2-3ショート=x4 ■EUA-T,EUA-TP(メルコ) JP1_JP2:ソケットの選択 1-2_2-3=CPUソケット(Ap用) 2-3_2-3=ODPソケット(As/Ae用) ■EUA-QP (メルコ) JP1_JP2:ソケットの選択 1-2_1-2=CPUソケット 2-3_2-3=ODPソケット ■PK-586x4 (I・Oデータ) JP:設定禁止 ■VIPER Max Drive 586X (アセットコア・テクノロジー) 4連dip SW 出荷時設定=ON_OFF_ON_ON ・SW1:クロック倍比選択 ON=4倍 OFF=3倍 ・SW2,3:000C0000-001FFFFF領域のキャッシング選択 ON_OFF=000C0000--001FFFFF領域のキャッシング無効(WB動作時選択) OFF_ON=同領域キャッシング有効(WT動作時選択) ON_ONは設定禁止 ・SW4:WB/WT選択 ON=WT OFF=WB WB動作に設定した場合,バスマスタ転送のSCSI_I/Fとの併用不可,またSCSI機器や本体の動作が不安定となる場合があるのでWT動作推奨 セカンドキャッシュと併用する場合は出荷時設定 ■VIPER Max Drive CVS (アセットコア・テクノロジー) 3連dip SW ・SW1:ソケットの選択 ON=ODPソケット OFF=CPUソケット ・SW2:WB/WT選択 ON=WB OFF=WT WT動作推奨 ・SW3:設定なし.通常はON ※OZWさんより, SW3:クロック倍比の設定(隠し設定) ON=4倍 OFF=3倍 との情報をいただきました. ■VIPER POWER MULTi 586Ce2/Cs2 (アセットコア・テクノロジー) VIPER Max Drive 586X と同じ ※OZWさんより,ノート用パッケージのAm5x86搭載のVIPER POWER MULTi 586Ce2のディップスイッチには4連のものではなく3連のものが使われているとの情報をいただきました. |