MATE-A等専用SCSI I/F一覧


PC-9801FA/FS/FXやMATE-Aの本体背面左のSCSIインターフェーススロットに装着するSCSI I/Fの一覧です.SCSIスルー機能を持つI/Fも含みます.いずれのI/Fも,外部SCSIコネクタはアンフェノールハーフ50ピンメスです.

スイッチ設定が不明なI/Fでは,PC-9821およびDOS/Vソフトウェアのページ --> システム状態表示ソフトウェア(解析・検証用ツール)--> SCSI_DSW(CバスSCSIボードのディップスイッチやジャンパスイッチの設定を知るプログラム) を用いてスイッチの設定内容を自分で調べることができます.なお一部のI/Fのデータ転送速度や認識可能なHDDの容量(1GBのものさえ正常に認識できないI/Fも存在します)については,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定MATE-A等専用SCSI I/Fの転送速度 に資料があります.

RD-0069-STを除くI/FのSCSIコントローラは以下の通りです:
   WDC WD33C93AJM : PC-9801FA-02,HA-FA02,MDC-FA552,B55F-BMN
   WDC WD33C93BJM : PC-9821A-E10,HA-FA02W
   AMD AM33C93A-20JC : IF-2560,EIF-98FB,IF-55TF,PC98M31,CPC-FISA
   AMD AM33C93A-20JC09 : LHA-15FA(LHA-25FAについては不明ですが,LHA-15FAと同じかもしれません)


□SCSI I/F
■PC-9801FA-02(NEC)
 本I/FはNECチェックを行います.スイッチ設定は,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定を参照して下さい.


■PC-9821A-E10(NEC)
 基板の新旧や認識可能なHDDの最大容量等の問題の真相については,PC-9821およびDOS/Vソフトウェアのページ --> 特定のハードウェア環境でOS起動前に使う「IPLウェア」 --> E10PAT や PC-98用拡張ボードのスイッチ設定 のPC-9821A-E10のところを参照して下さい.またスイッチ設定は,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定を参照して下さい.

左が FSCSI FIFO チップの載ったもので,右が SAGAT 7777 チップの載ったものです.基板の色が異なっているのは,撮影条件の違いのためです.右側の画像は,出品者IDが fatty0x,オークションIDが o336693812 のヤフーオークションの出品物(2019年8月25日に落札)の商品説明画像から切り出して180゜回転し2/3に縮小後jpg形式に再変換したものを引用します.


■FC-9801F-02K(NEC)
 ゲぺック・カステン --> ストレージコントローラー雑感 --> PC/FC-9800 Series SCSIスロット対応SCSIボード --> FC-9801F-02K / NEC に解説があります.FC-9801F専用ですが,PC-9821A-E01からブラケット(ボード背面の金具)を取り去ったものと同等のようで, PC-9821A-E10として使用可能といいます.基板には "PC-9821A-E10" の文字列の上に "FC-9801F-02K" と書かれたシールが貼られています.基板の画像です.eBayでsellerが storefarm,item numberが 123806028842 の出品物の商品説明画像のサムネイル画像から切り出しjpg形式に再変換した画像を引用します.商品タイトルにG8XCEと136-459411-B-02-PCB-BOARDの文字列が含まれていますが,これが基板名とP/Nなのでしょうか.また靖間 誠さんの2018年6月17日のツイートにも,PC-9801FA-02のブラケットを取り付けたものの画像があります.


■IF-2560(ICM)
 新旧二つのタイプが存在します.MATE対応版と呼ばれる新型は,ブラケットに灰文字でM対応と書かれた丸型の白い紙シールが貼られており,また基板上に多数のジャンパ線が配線されています.ICMはこのMATE対応版の方だけをWindows95正対応としていました.MATE非対応版(旧型)のWindows95での動作報告もありますが,長期使用報告や系統的なテストの報告は,筆者の知る限りありません.スイッチ設定については,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定を参照して下さい.両タイプともスイッチの設定は同じです.

MATE非対応版とMATE対応版ではICも一部異なります.筆者の手元のもの各3枚では(MATE非対応版/MATE対応版 の順),
   U1:SONY CXK58257AM-70L または 富士通 MB84256A-10L / SHARP LH52250AN-90L または 川崎製鉄 KMS20256S10LL
   U6:American Microsystems 18CV8SC-25 / AMD PALCE16V8H-15SC/4
   U11:ICM MB622822 9214 W30(または 9223 E06 または9224 E06) / ICM MB622822 9243 W42
となっています(U11は単なるロット違いなのかもしれません.筆者の所有するMATE対応版は3枚とも 9243 W42 でしたが,偶然かもしれません).

左がMATE非対応版で,右がMATE対応版です.


MATE対応版のジャンパ線が配線されている部分の拡大画像です.少し見にくいですが,U6(PALCE16V8H)の7,8ピンが順にSW1の7,8ピンに,16ピンがU4(74F74)の13ピンに,17ピンが同じくU4の左端と重なるスルーホールにそれぞれ接続されています.さらにU4の11ピンがU2(AM33C93A)の10ピンに接続され,U4の10・12・14ピンは短絡されています.その他の配線箇所は画像から分かると思います.


上記のように,取り付けられているICが一部異なっていますので,MATE非対応版に同様の追加配線を行ってもMATE対応版相当品にできるかどうかは筆者には分かりません.そのような報告も聞いたことがありません.

■LHA-15FA(Logitec)
 基板の画像です.スイッチ設定は,PC-98用拡張ボード・拡張機器のスイッチ設定を公開しているウェブページを参照して下さい.



■LHA-25FA(Logitec)
 基板の画像です.出品者IDが timspenrod,オークションIDが r79601563 のヤフーオークションの出品物(2012年1月2日に落札)の商品説明画像から切り出して80%に縮小しガンマ補正値を上げてjpg形式に再変換した画像を引用します.


どるこむの過去ログ,[15982] Logitech LHA-25FAのスルー化によれば,LHA-15FAと比較して,転送方式設定用のスイッチが増えているといいます.上の画像からも,8連ディップスイッチが一つ増えているのがわかります.

■HA-FA02(日本TEXA)
 基板上にシルク印刷された型番は EZPHA-FA02-1 です.スイッチ設定は,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定を参照して下さい.


■HA-FA02W(日本TEXA)
 基板上にシルク印刷された型番は EZP0184A です.スイッチ設定は,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定を参照して下さい.



■MDC-FA552(緑電子)
 基板の画像です.出品者IDが hyper_lines,オークションIDが 427345215 のヤフーオークションの出品物(2019年10月28日に落札)の商品説明画像から切り出して2/3に縮小しjpg形式に再変換した画像を引用します.


スイッチの設定については,どるこむの過去ログ,[49537] MDC-FA552に参考資料があります(設定について確定してはいないようですので,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定には収録していません).

■EIF-98FB(ELECOM)
 基板の画像です.スイッチ設定は,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定を参照して下さい.


■IF-55TF(TEAC)
 基板の画像です.出品者IDが yumixpop,オークションIDが w108260722 のヤフーオークションの出品物(2015年11月18日に落札)の商品説明画像から切り出してjpg形式に再変換した画像を引用します.スイッチ設定は,PC-98用拡張ボードのスイッチ設定を参照して下さい.


■PC98M31(Caravelle)
 基板の画像です.出品者IDが tubaki_jk,オークションIDが r131008225 のヤフーオークションの出品物(2016年1月29日に落札)の商品説明画像から切り出して90゜回転し2/3に縮小した後jpg形式に再変換した画像を引用します.


PC98M31には,同一型番でSCSI専用スロット用ボード形態のものとCバスボード形態のものとが存在するようです.また後者と同一のものかは不明ですが,SCSI専用スロット用ボード形態のものをアダプタ状の基板(凹字状の形状をしたCバスボードで,中央の矩形に切り抜かれた部分にSCSI専用スロット用ボードを取り付けるようになっています)に装着したCバスボード形態のものも存在するようです.スイッチ設定は,PC-98用拡張ボード・拡張機器のスイッチ設定を公開しているウェブページを参照して下さい.

■CPC-FISA(Computer Research)
 基板の画像です.


本I/Fの缶型表面実装コンデンサは四級塩品らしく,液漏れして基板を損傷します.なお間近の二本の長いパターンにより,IC4(74F573)の6ピンは内部接続用120ピンコネクタのB14ピンと,また7ピンはB15ピンとそれぞれ繋がっています.

■B55-BMN(不明)
 型番から,テクノジャパンか(日本)アルトスの製品の可能性がありますが,確かではありません.基板の画像です.


■RD-0069-ST(不明)
 BIOS ROMには SCSI-BIOS V5.0(0) (c) C-Lab と書かれたシールが貼られていますが,これはSCSI I/Fではなく,なんとSASI I/Fのようです[Dさんの2020年6月25日(123)・26日(12)のツイートを参照].このI/Fが単体で販売されていたとも考えにくいですので,内蔵用 "SASI籠" や外付けSASI HDD,あるいはPC-9801FA-03のように内蔵SASI HDDユニットを外付けするためのユニットとセットになっていたのかもしれませんが,全く情報がありません("笛を吹く男" の同人誌,"PC-9821 A-MATEの本(資料編)" に何らかの情報があるかもしれませんが,確認していません).下は基板の画像です.出品者IDが trgetter,オークションIDが h450193121 のヤフーオークションの出品物(2020年6月20日に落札)の商品説明画像から切り出して270゜回転し35%に縮小したものと,商品説明画像から切り出して180゜回転し55%に縮小したものとを併置し,jpg形式に再変換した画像を引用します.


型番からα DATAかR&Dの製品の可能性がありますが,確かではありません.外部コネクタ側から見た場合,RD-0069-STの文字列は基板の左隅にあります.スイッチは8連ディップスイッチが2個あるのみで,画像のものではディップはすべてOFF側に設定されています.SASIコントローラとおぼしきチップは OKI M70H041 0X0IVI と書かれた長辺19ピン・短辺13ピンの64ピンのQFPチップですが,このチップに関する資料は見つけることができていません.なお基板上にはPL-0200と追記されたAMD製のIC(PALでしょうか)もあります.

なお本I/FのCバスボード版と思われるRD-0068-STというI/Fも存在します.OKIやAMDのICも本I/Fと共通ですが,外部接続用コネクタはアンフェノールフルピッチとなっています.これもやはりSASI I/Fのようです[Dさんの2020年8月19日のツイート(12)を参照].BIOS ROMのシールには SCSI-BIOS V5.0(0) (c) 1993 C-Lab.[(c)は実際は○の中にc] とありますので,1993年製のボードなのでしょうが,IDE(に近い) I/Fを内蔵したPC-9801BX/BA・PC-9821Ap/As/Aeの発売が1993年1月であることを考えると,出荷数が極めて限られていたボードの可能性もあります.


□SCSIスルーボード
 PC-9821A-E10その他の "スルーボード化工作" については,MATE-A等専用SCSI I/Fのコネクタピンアサインとスルーボード化工作 を参照して下さい.
■MDC-FA001(緑電子)
 CバスSCSI I/Fの外部SCSIコネクタと,本I/Fの二つある外部SCSIコネクタの一方とをSCSIケーブルで接続します.それにより,PC内部のSCSI機器をCバスSCSI I/Fにより動作させることができます.CバスSCSI I/Fからの信号は,最終的には本I/Fのもう一方の外部SCSIコネクタに出力されます.つまりSCSI信号は,CバスSCSI I/F --> 本I/F --> 内蔵SCSI機器 --> 本I/F の経路で流れます.本I/Fの空いている方の外部SCSIコネクタには,普通はターミネータを装着するのだと思いますが,ここにさらに外部SCSI機器を接続することも可能です.出品者IDが takuhatu_gorou,オークションIDが v505095176 のヤフーオークションの出品物(2017年6月21日に落札)の商品説明画像から切り出して90゜回転したものを2/3に縮小しガンマ補正値を上げた後jpg形式に再変換した画像を引用します.


■二種盛り合わせ(PK98-2SYUMORI)(玄人志向)
 SCSIスルー機能とLAN(10BASE-T)との複合I/Fです.LAN部はメルコ製LGY-98相当です.筆者所有のものが見つかりませんので,出品者IDが suzuhara_misae,オークションIDが x420125423 のヤフーオークションの出品物(2015年9月28日に落札)の商品説明画像から切り出して2/3に縮小しガンマ補正値を上げjpg形式に再変換した画像を引用します.



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