SD-680Lの設定


EPSON製5インチFDDのSD-680Lのジャンパスイッチの設定です.


・SS1 = ドライブ番号(0-3)

・SS2(パターンのみ) = ヘッドロード関係?
  詳細不明

・SS3とSS4 = 2DDモードでの回転数
  SS3がS側・SS4がMH側の2本をショート = 360/300 RPM
  SS3がD側・SS4がMH側の2本をショート = 300 RPM(360K)
  SS3がS側・SS4がML側の2本をショート = 300 RPM(720K)

・SS5 = Ready/Disk Changeの切替
  RC側の2本をショート = Ready
  DC側の2本をショート = Disk Change

・SS6(パターンのみ) = アクセスランプ関係?
  S1とS2をそれぞれショート = LED Light with Drive Select and In-Use Signal
  S2とS3をそれぞれショート = Do not use

・JP4(パターンのみ) = 不明
  よく見ると基板表側にSS6側の2本のジャンパポスト間をショートする太いパターンあり

■エプソン98互換機で使用する場合の設定
 SS3とSS4 = SS3はS側・SS4はML側をショート = 300 RPM(720K)
 SS5 = RC側をショート = Ready

■PC/AT互換機で使用する場合の設定(上の図の黄色のジャンパ線の追加)
 SS1 = DX1
 SS2 = DAをショート(要ハンダ付け)
 SS5 = DC側の2本をショート
 SS6 = S1とS2をそれぞれショート,S3はオープン
 ※SS6のS2とS3は基板の裏面でともに0Ω抵抗を介してショートされていますので,S3の0Ω抵抗を撤去する必要があります.
 この項の情報はtshさんよりいただきました.PC/AT互換機のWindows98SEで,SD-680Lが上記の設定で実際に使用できたとの報告もあります[自由日記J -ジャンカーへの道- --> 2020年3月 --> 330円のジャンクPCケースが(レトロPC的に)お宝だった!(2020年3月3日の記事) を参照].なおKryoFluxをPC/AT互換機で使用する際の設定がUME-3さんの2015年2月14日のツイート で報告されていますが,そこでもSS6のS3ジャンパの0Ω抵抗を撤去するよう指示されています.

SD-680Lの制御基板で使用されている電解コンデンサはラジアルリード型(基板貫通型)の3個で,いずれも16V-22μF,高さ約6mmのものです.交換する場合にはコンデンサの高さに注意して下さい.高さのあるコンデンサは横倒しにして取り付ける必要があります.



※SD-680Lにはターミネータとして330Ωの16本足の集合抵抗が使用されていますが,これは330Ωの抵抗8本で代用することもできます.但し抵抗のリード線(足)が太ければ,ターミネータのソケット(ピンが板バネ状)にそのまま差し込めず,先端をペンチなどで平たくする必要があります.小型の抵抗の細いリード線ならそのまま差し込めるかもしれません.なおFD1155Cなど,同種のターミネータを使用している他のFDDでも同様です(FD1155Dのターミネータのソケットのピンは丸い穴状ですので,抵抗のリード線を差し込みやすいと思います).

※※本記事は,DELLのウェブページにおけるジャンパスイッチ設定図の公開(注1)が終了してしまった後,SD-680Lのジャンパスイッチの詳細な設定に関する資料がウェブ上で閲覧できない状態が続いており[これくらいの記述の資料(PDFファイルにつき注意)はいくつかありましたが],一方でInternet Archive内における件の設定図の所在も確認できず,また手元に保存してあった設定図を本ウェブページにそのまま掲載することも躊躇われたために作成したものですが,本記事の公開後にその保存先(公開時のアップロード先のフォルダ内のファイルは失われてしまっていたようですが,それとは異なるフォルダに画像ファイルが残っていました)を突き止めることができましたので,当該設定図へのリンク(12)を示しておきます(注2).
 注1:他のドライブ類の資料も多く公開されていましたので,自社製PCに採用していたドライブということで(ユーザーへの便宜のため?)資料を公開していたものと推測しています.
 注2:この設定図では Standard Ready Signal と Disk Change Signal のジャンパプラグの位置が実際とは逆に描かれています.


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