MD5501Sのメンテナンス


キヤノン電子製MD5501Sのメンテナンスの仕方です.


■メディアの出が悪い/イジェクトボタンの戻りが遅い

FDDのトップカバーを外し,画像の白丸のところの可動部に機械油の類を少量垂らしてしばらく放っておきます.垂らしすぎは禁物です.次にFDDにメディアを挿入してイジェクトボタンを押し,すぐにイジェクトさせます.これを何度か繰り返すと,次第に動きが滑らかになります.この時,黒い汚れ(劣化したグリス等)が油に溶け出して来ますので拭き取ります.状況にもよりますが,この汚れを完全に取り去るには時間がかかりますので,適当なところで切り上げて再度油を塗ります.


■メディアが読み込めない(目立った異音なし)

トップカバーを外して綿棒と無水アルコール等でヘッドを清掃します.無水エタノールはヘッドの接着剤を多少なりとも侵しますので注意して下さい.上下のヘッドの間のスペースが狭いので,綿棒の先をペンチなどで潰して平たくします.
ヘッドの動きが悪いようでしたら,画像の青丸のところのシャフトに薄く油を塗ります.

なお上の画像右上の黒いプラスチック部品は書き込み許可/禁止判別用ノッチ検出用のセンサのようですが,単に金属板にはまっているだけで樹脂等での固定は行われていませんので,これの位置ズレに注意して下さい.


■メディアが読み込めない(ガッとかガーーといった大きな異音あり)

ヘッド移動用ステッピングモータ(SST-20C120L)の軸(画像のオレンジ色の丸のところ)に斜めに刻まれた溝内でのグリスが劣化して粘性が高くなると,メディア読み込み時にガッとかガーーといった大きな異音が発生します.周囲の温度が高い時にはこの症状は出ず,温度が低くなると症状が出てくる場合もあります.この場合古いグリスを丁寧に取り除いて新しく油をを塗ります。