FD1238Tの互換FDDであるCITIZENのW1Dの分解には手間がかかりますが,FD1238Tの分解は容易です. ■天板を外す 天板は4本のネジで固定されています.前方の2本のネジは短く,後方の2本には長いネジが使用されています. |
■フラップを外す フラップのばねはメディア格納部上部の金属板に引っかかっています.フラップは少したわめるようにして外します.この時ばねを飛ばしてしまわないよう気を付けて下さい. |
■メディア格納部上部の金属板を外す メディア格納部上部の金属板は4本のネジで固定されています.このネジは天板の前方を固定している短いネジと若干異なっています. |
この金属板を外す場合には,FD1138TやFD1231Tとは異なり,イジェクトボタンのはまる突起をFDDの内側に押し込む必要はありません.ヘッドの両脇の突起に指をかけ,ヘッドを持ち上げながらこの金属板を外します. ■内部の様子 右後ろ隅(画像右下)にモーターがあり,それがゴムベルトによってフライホイールを回転させるようになっています. ヘッド右の面実装型電解コンデンサは16V-22μFのものでした. ![]() ゴムベルト交換はこのモーター部分のネジ(2個)を外して行います.交換用ゴムベルトについては,試運転の資料館 --> 電算機部 --> FDD のゴムベルト一覧 をご覧下さい. このゴムベルトの交換にはコツが要ります.輪ゴムほど伸縮性は大きくなく,必ずしも扱いやすいものではありませんので,交換作業は慎重に行って下さい. |