FD1231Tの分解方法


FD1231Tの分解方法は基本的にFD1138TやFD1148Tなどと同じですが,それらほど複雑ではありません.しかし手順や注意点には共通する部分も多いので,FD1138T・FD1148T・FD1138C・FD1138Dの分解方法 の記事もあわせてご覧下さい.分解作業自体はさほど難しいものでないと思いますが,それでもFDDは精密機器であるということを念頭において作業して下さい.


FD1231Tの制御基板は絶対に外さないで下さい.基板を固定しているネジを緩めるだけでも危険です.制御基板上にTRACK 00検出用のフォトカプラが取り付けられており,基板固定用のネジ穴の遊びを使ってこれの位置の微調整が行われているからです.基板の位置がズレるとフォトカプラの位置が狂い,メディアの読み書きができなくなってしまいます(HAMLIN's PAGE --> してはならないことをするとどうなるか:失敗事例集です。 を参照).

FD1238Tの互換FDDであるFD-05HG(試運転 さんの2019年4月20日のツイート を参照)や,α DATA製外付け5インチFDDであるAD-F51SRで使用されているY-E DATA製のドライブ[型番は不明:なにもしない研究所@牛乳は毒物か人体実験中電コン交換:AD-F51SR(2013年4月6日の記事)を参照]でも,TRACK 00検出用フォトカプラが制御基板上に設置されています.またPanasonic製JU-256A216Pや一部のエプソン98互換ノートのFDD(試運転の資料館 --> 電算機部 を参照),また5インチ2DドライブであるY-E DATA製YD-580 1354(PC-8801mk2やFM-7等用フロッピィディスクユニットMB27607・MB27611などで使用:ちまちま さんの2019年5月14日のツイート を参照)でも同様であることが判明しています.さらにFD1238Tでは,ターンテーブルの軸受側の金属板のネジを緩めるとメディアが正常に読めなくなるといいます["各社FDD修理いたします/FD1238T/FD-235GF"(閉鎖しました) の PC-98のFD1238Tでお困りの方は多いですね(2012年2月13日の記事) などを参照].

制御基板を外してしまった場合の対処法が,どるこむの過去ログ,[39763] FDDの調整?について にありますが,実際にはこの方法には, どるこむの過去ログ,[27743] FD1138Tの劣化についてPC-9821/9801スレッド Part80の793番の投稿 のような問題があるようで,やはりFD1231Tでは不用意に制御基板を弄らないのが一番でしょう.


トップページ