エプソン98互換機の内蔵FDDのDensity信号


PC-586RXのSMD-300(SMD340-302)をFD1231Tで代替で書いたように,PC-486MVやPC-586RV2に内蔵されている3.5インチ3モードFDDであるエプソン製SMD-300(SMD-340-302)のDensity信号の論理は,PC-98用FDDのものと逆になっています(わぴこさんの解析によります).従ってエプソン98互換機用のSMD-300を例えばPC-98用のFD1231Tで代替する場合,インバータICを介してFDDの2番ピンに入力するDensity信号の論理を反転させてやる必要があります.

PC-286VFなどで使用されているエプソン製SD-680LもDensity信号の論理が反転しています.またPC-286L/L(/U?)Eで使用されているエプソン製SMD-400でも同様といいます(試運転の資料館 --> 電算機部 --> EPSON 98 互換機用 SMD-400 を PC-9821 で使用する を参照).

一方で,PC-286BOOK,PC-386BOOK L,PC-386NOTE Aで使用されているエプソンSMD-1000ではDensity信号は論理反転していないとのことです(試運転の資料館 --> 電算機部 --> EPSON 98 互換機用 SMD-1000 を PC-9821 で使用する を参照).PC-386NOTE W/WR/AEのキヤノン電子製MD3551も同様のようです(試運転の資料館 --> 電算機部 --> EPSON 98 互換機用 MD3551 を PC-9821 で使用する を参照).またこれは実際に確認したわけではありませんが,PC-286US/LSとPC-386LSで使用されているFD1137Cも,Density信号は論理反転していない可能性があります.少なくとも,FD1137CにVFO回路を追加したFDDであるFD1137Dの公式資料である "日本電気株式会社 (1988). FD1137D 3.5"フロッピィディスク装置概説書(806-520689-0) REV.3." には,Density信号の論理反転オプションに関する記載はありません.


以下の情報は かかっくん さんよりいただきました(文章を改変してあります).PC-386GS,PC-486GR等で使用されているキヤノン電子製MD5501S/MD3541Gや,PC-286UXやPC-386M等で使用されているキヤノン電子製MD3522でも,Density信号は論理反転しているといます.

PC-386GSやPC-486GRに内蔵されている5インチFDDであるキヤノン電子製MD5501Sでも同様にDensity信号の論理が反転しています.またこれらの機種に内蔵されている3.5インチ2モードFDDであるMD3541Gでは,[ドライブに接続されたフレキシブルケーブル]-[内蔵FDDケーブルと接続する34ピンコネクタのついた基板]の間で同様のDensity信号の論理反転が行われます.

MD5501Sが内蔵されていた機種にFD1155C/Dを接続する場合,DENジャンパを1→2に変更する必要があります(FD-55GFRを接続する場合にはLGジャンパを変更).
 筆者注:SD-680Lを内蔵している機種にFD1155C/Dを接続する場合も同じです.なおFD1155DではRDジャンパを1に変更する必要があります.

またPC-486GR5などに3基目のFDDを内蔵させるためのユニットであるPCZFDU3では,キヤノン電子の3.5インチ2モードFDDであるMD3522に接続されるFDD502MF BOARD上で同様のDensity信号の論理反転が行われます.つまりMD3522(PC-386Mで使用されているものも同型番)自体のDensity信号は論理反転していないことになります(注).


この図では2ピンがプルアップされているとなっていますが、実際にはただのプルアップではなく論理反転回路が構成されています.


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