PowerWindow 6410VAの増設VRAM


Canopusの Power Window 6410VA は,Alliance Semiconductor社製ProMotion6410を搭載したCバスグラフィックアクセラレータボードです.オンボードのVRAMは1MBで物足りませんが,増設用VRAM(OKI M514265B-60J,オンボードVRAMと同じ)によりVRAMを2MBまで増設すれば1152×864ドット・ハイカラー表示が可能となります.しかしこの専用の増設用VRAMの入手はほぼ絶望的です.

しかしこの増設用のVRAMは,実は汎用4Mbit DRAMで代替可能との説があり,実際,三菱のFP DRAM(60ns),AllianceのEDO DRAM(35ns),TRIO64V2/DX搭載のPC/AT互換機用のノンブランドのPCIビデオボードの増設用DRAM(詳細不明)が使用できるとの報告があります.

筆者がPower Window 6410VAの増設VRAMとして使用できることを確認したDRAMは以下の通りです.

(1)I・Oデータ製GA-DR2/ISAのオンボードVRAM,三菱 M5M44260AJ(FP DRAM, 70ns)

(2)NEC製 "<注意>本ボードは抜かないでください。" グラフィックアクセラレータボード(GAWMP)オンボードVRAM,三菱 M5M44265CJ(EDO hyperpage mode DRAM, 60ns)

(3)NEC製 "<注意>本ボードは抜かないでください。" グラフィックアクセラレータボード(GAWMP)オンボードVRAM,Mosel Vitelic V53C16258HK45(EDO DRAM, 45ns)

(4)日立製486フローラ マザーボードオンボードVRAM(?),NEC 426260(FP DRAM, 60ns)

■VRAMチップの外し方・剥がし方
VRAMがソケットに入っている場合はICエクストラクター(PLCC用引き抜き工具)などを使ってチップをソケットから外すだけです.またVRAMがマザーボードやビデオボードの基板上に直付けされている場合は,それらの基板を破損してもよいのであれば,チップを剥がすのは簡単です.
まず小型マイナスドライバーなどの工具をチップと基板の隙間に挿入し,工具の先端を基板に押しつけ,手前を少し浮かせるようにしながら,さらに奥へと押し入れるようにします.この時工具に上向きに力が加わり,チップが手前側からバリバリと剥がれます.この時ハンダゴテでチップの脚と基板との接触部に熱を加えるとより剥がしやすくなりますが,下手に熱を加えるとかえってチップにダメージを与えてしまうので注意して下さい.
剥がされたチップの脚には,多くの場合基板のパターンの一部が付着したままになっています.この状態のままVRAMソケットにはめ込むとショートしてしまう危険性があるので,よく熱したハンダゴテを使って手早くチップの脚からパターンの残骸を取り除きます.この時静電気とはんだブリッジに注意して下さい.それが終わったら,チップの脚の曲がりや歪みを適宜修正し,方向に注意してVRAMソケットにはめ込みます.